旦那様。 ページ15
西谷side
あー……Aどこだー?
スガさんからのメールには青城にはいないって言ってたなぁ…
スガさんにくっついて無いとだめだろーが
あ、いや、俺にくっついてなきゃ駄目だな!何せ旦那様だし!!!
しばらく歩いてたら俺までココどこだってなったな…
見渡す限り森だ
こりゃAも迷子になるはずだわ
##〜
茂庭side
「お前さぁ…」
「ふぁいっ?」
二口が声をかけると、かにパンを食べていたAちゃんはバッと顔を上げた。
ホント、顔も性格もロリっ子だ…
………なんてさっきコガネが呟いたら無視されるようになってたから感じても言わないようにしよ
するとその瞬間、Aちゃんの頭が首を伸ばした二口の顎にクリーンヒットした。
「いった/いでぇっ」
痛そっ!!?よくやるなぁ…
会ったときも二口頬やられたらしいし。
それぞれ当たった所を擦っていると、近くからAちゃんを呼ぶ声が聞こえてきた。
『Aー?どこだぁぁああ!!』
山に囲まれた学校だから、良く響くなぁ…
いや、向こうの声がすごいのか?
すると、Aは、またもや顔を上げた。
「旦那様!!」
ブッッッッッ!!!
「はぁ!?」
「ブッフ……」
「マジかよ」
「ヘコむわ」
まあなんやかんやで、伊達工バレー部の頭に謎の疑問を残したてホヤホヤで、Aちゃんは帰っていった。
その夜。
「いやぁ、孝支ごめんねっ!」
「いいわけねぇだろ、このバカ!!西谷が見つけてくれたから良いものの!!
…ってかお前、青城の主将に似てきた?」
「そんなこと無いって☆
……ん?あれ?孝支?私のかにパンどこに持ってくの?ねぇ、ちょっ、待って待って待って!」
181人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ