Story.16 ページ16
「……彼女…?」
玄樹「うん!
えっとね、高橋 美月ちゃんって子!」
「美月ちゃん…」
玄樹「Aちゃん?」
美月ちゃんとは同じ小学校だった。
あまり話したことはないけど、可愛くて男子に人気があった。
ただ一つ問題なのは……イジメの中心人物だったこと。
噂だけど、イジメしてるグループの真ん中にいたり、性格が悪いらしい。
美月ちゃんと松村くんが………
その時…
「Aー!」
「……夏。」
遠くで私を呼ぶ夏。
いつもだったらすぐ近寄るけど、今回は行きたくない。
.
松村くんと一緒にいるから。
夏「おはよーーー!」
「…おはよっ。」
夏を見ながら挨拶しかえすと、松村くんと目が合った。
.
ねぇなんで。
私のこと好きじゃないのに、なんでこんな目が合うの?
なんで『彼氏いるんでしょ?』っていう時、必ず寂しそうな顔するの?
ねぇ教えてよ、松村くん。
私、分からないよ。
.
顕嵐「Aーーーーー、ちょっと来てーーー!」
私を遠くから呼ぶ顕嵐ちゃん。
しかも顕嵐ちゃんの位置、松村くんと近いよ。
少し戸惑っていると、『はやくーー!』って。
渋々、顕嵐ちゃんの元へ向かう。
顕嵐「あのね、修学旅行……………A?
なんで泣いてんの!?」
「え…」
涙なんか出てない、そう思いながら頬を触ると、水滴が手についていた。
泣いてるんだ…私。
顕嵐「A!?
どうした!?」
「なんでもっ…ないよ。」
顕嵐「…なんでもない顔じゃないじゃん。」
少し顕嵐ちゃんの後ろにいる松村くんが見えた。
松村くんはまっすぐ私を見ていた。
なんで見るの。期待しちゃうよ。
「顕嵐ちゃん…もう嫌だ。」
顕嵐「なにがあったの?
言ってみな。」
顕嵐ちゃん、助けて。
勘違いしちゃうよ。
松村くんに彼女いるってこと忘れちゃう。
もっと…早く出会いたかった。
もっと早く、好きになりたかったよ。
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*. 安 る あ *.(プロフ) - ☆松村優菜☆さん» うわぁ、すごく嬉しい…(´;ω;`) ありがとうございます!! (2016年1月6日 23時) (レス) id: 9cc0142526 (このIDを非表示/違反報告)
☆松村優菜☆(プロフ) - *. 安 る あ *.さん» 頑張ってください! 楽しみにしてます! そして応援してます☆彡 (2016年1月6日 18時) (レス) id: c6c86a4a7b (このIDを非表示/違反報告)
*. 安 る あ *.(プロフ) - ☆松村優菜☆さん» そう言ってもらえて嬉しいです! ありがとうございます! 頑張りますι(`・-・´)/ (2016年1月6日 15時) (レス) id: 9cc0142526 (このIDを非表示/違反報告)
☆松村優菜☆(プロフ) - 初めて見させてもらいました!! 更新してほしいです!! 続きが気になって仕方ありません!! (2016年1月4日 19時) (レス) id: c6c86a4a7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*. 安 る あ *. | 作成日時:2015年10月12日 22時