君がいた。\ Hokuto.M /

Story.11 ページ11

岸くん、顕嵐ちゃんと仲良くなってからは、


夏・私・宮ちゃん・岸くん・顕嵐ちゃん


の仲良しグループが出来た。





クラスの子も『本当仲良いよねー！』って。




むふふふふふふ。







優太「A、ニヤけてるぞ！」








はっ、いつの間にか、ニヤけてた…









「ごめんごめん、つい…」


顕嵐「なに考えてたの？」


「なーいしょ！」


海斗「教えろよー！」







そう騒ぐ私たち。







夏「ほらー、次移動だよ！

準備して早く行こー！」






騒ぐ私たちに色々教えてくれる夏。


まぁ、つまりまとめ役の夏さん。


助かります。







準備して廊下に出る。


松村くんの教室は2組。


私たちは1組。


隣！


2組の前まで行き、通ってる間に2組の中を見る…と






松村くんと目が合った。


必ず松村くんとは目が合う。








「……………やばっ。」


優太「顔真っ赤だよ？」


「だと思いました。」


顕嵐「熱？大丈夫？」






そう顕嵐ちゃんが言うと、顕嵐ちゃんの手が伸びてきて、ひんやりとした手がおでこにぺたり。



気持ちいい。






顕嵐「うーん、少しあるかな？」


海斗「お前、何やってんねん！！！！！←」


夏「多分その熱は顕嵐のせいだね。」


顕嵐「え、嘘！」


優太「2組の前でラブラブすんなよ！

2組の人ガン見してるw」







え、嘘！？


チラッと2組の中を見ると、ほとんどの人がこっちを見ていた。









松村くんも。









するとタイミングが良いのか、悪いのか…


チャイムがなった。







優太「やっべーーー！

次理科だから怒られるじゃん！」


顕嵐「うわ、最悪！」


海斗「ほら、A、夏行くぞ！」


「あ、うん！」









…さっき目が合った時、松村くんが寂しそうな顔をしたのは、、、気のせいかな？

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