第37話 ページ2
頭の中が真っ白だった。
あ「…どういうこと…？」
私…置いていかれた…？
あ「…とりあえず逃げなきゃ！！」
ここは本部の入口前。
このままでは、戻ってきた誰かに捕まってしまう…
私は封筒とトリガーをポケットに入れて、本部からなるべく離れようと走り始めようとした。
そのとき、頭に違和感を感じた。
？「…動くな。ボーダーだ。」
この冷たい感触…
きっと私は今、銃を突きつけられている。
そして、前からは槍を抱えた陽介が歩いてきていた。
…おわったな。
？「トリガーを前に出して両手をあげろ。」
私のトリオン体はまだ全然回復していない。
でも生身で対抗できるような相手じゃない。
大人しく従うしかなかった。
すると、陽介が目の前に来て言った。
米屋「…お前、本当にネイバーなのか？」
あ「……」
陽介は、まゆげをへの字に曲げて、唇をかみしめている。
？「証拠はあがっている。お前を本部に連行する。」
《ドッ》
あ「うっ…」
私に銃を突きつけていた人がそう言うと、私の腹にパンチをしてきた。
私は生身、相手はトリオン体。
トリオン体の筋力は生身より大幅に強化されるから、私が気を失うのはたやすかった。
最後に陽介の悲しい顔が見えて、私はそのまま意識を手放した…
−米屋side−
出水『（人1）がネイバーだった…』
そんな知らせを聞いたのは俺達がラービットの相手をしている最中。
珍しく弾バカから通信が入るから、何事かと思うと、わけのわからないことを言い始めた。
米屋「は？w
お前何言ってんの？w
ベイルアウトしておかしくなったか？www」
出水『…俺だって信じたくない！！
でも…俺、見ちまった…』
おいおい、このトーンって…
まさか…
米屋「まじなのかよ。」
出水『こんな時に嘘ついてどうすんだよ。』
弾バカにもこんなに弱っちい声が出せるのかと思うほど消え入りそうな声だった。
そして、俺も見てしまった。
角を生やし、黒いマントを着て攻撃をしている（人1）を…
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R.K - 完結おめでとうございます！とても感動しました。これからも頑張って下さい♪ (2016年4月2日 14時) (
レス) id: 498a4309dd (このIDを非表示/違反報告)
北斗七星赤桃緑(プロフ) - mintoさん» ありがとうございます！！おかげさまです！！新作のほうも、よろしくお願い致します！！！ (2016年3月12日 18時) (レス) id: 8cf5d0a285 (このIDを非表示/違反報告)
minto - 完結おめでとうございます！お疲れ様でした！ (2016年3月10日 7時) (レス) id: 98a6a73a7a (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - 北斗七星赤桃緑さん» はい！新作楽しみにしています！ (2016年3月9日 19時) (レス) id: ed39401e79 (このIDを非表示/違反報告)
北斗七星赤桃緑(プロフ) - みーさん» ありがとうございます！！読者の皆様には感謝感謝です！！もしよろしければ、新作のほうもよろしくお願い致します！！！ (2016年3月9日 19時) (レス) id: 8cf5d0a285 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：北斗七星赤桃緑 | 作成日時：2016年2月2日 7時
