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百三十九回目 ページ3

−あなたside−




黒尾さんが法廷から出ていく時に、私の目の前を通って




黒尾「ごめんな。」




そう小さくつぶやいて行った。




裁判が終わったあとも、私はその場から動けずにいた。




その後のことは、大地さんの声で動き出したことと、家まで送ってもらったことだけは覚えている。




無期懲役…




つまり、刑期に期限がないこと。
いつまで続くのかはわからない。




ただ言えるのは…




あ「黒尾さんに、会えなくなるわけじゃない…」




そう思ったら、私の答えは1つしかなかった。








"何度でも会いに行こう"








そして私は気持ちを切り替えて、職場に向かうことができた。




西谷たちをすり抜けて、大地さんの前に立った。




澤村「…大丈夫そうだな。」




あ「はい。ご心配とご迷惑おかけしてすいませんでした。」




澤村「よし!柊も戻ったところで、次の任務入るぞ〜」




田中「ええ〜、もう次あるんですか…?」




澤村「よし、じゃあ田中だけポイント無しで進めるぞ。」




田中「ちょ、大地さぁ〜ん…」




菅原「アハハ」




そんなコントを見ていると、ちょんとシャツを引っ張られた。




あ「…研磨?」




孤爪「おかえり。」




あ「うん。ただいま。」




孤爪「…心配した。」




あ「ごめんて。今度アップルパイおごるから。」




孤爪「…アップルパイはいいから、もういなくなんないで。」




驚いた。研磨がこんなに真剣な目をするなんて。




あ「…わかった。」

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作者名:北斗七星赤桃緑 | 作成日時:2018年3月24日 23時

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