百五十二回目 ページ16
署の管理室に着き、IDで中に入る。
あ「特殊犯罪対策班です。物品を貰いに来ました。」
影山「ペコリ」
警備員「ご苦労様です。」
まずは、印刷用紙やDVDディスクなど扱いが軽いものをダンボールにつめていく。
それから奥のほうの扉の鍵を開けてもらい、銃や弾といった重要管理の物をもらう。
ダンボール2つがみっちり埋まるくらいの量を持ち、私たちは保管庫をあとにした。
エレベーターに近づいた時、聞きたくなかった、いや聞こえると思ってなかった声が聞こえた。
?「あれ、(人1)やん。」
?「ほんまや。」
あ「…!!
……なんでいるのよ。宮侑、宮治。」
そこには全く同じ顔をした2人の姿があった。
侑「え、俺らいちゃダメなん?」
あ「…公安の人間がこんな所で何してんのって聞いてるの。」
影山「!!公安…」
そう、この2人は私が何度も誘われている警視庁公安部の人。
はっきり言って、あんまりいい印象はない。
治「警視庁の者が本部に来ることだってあるんやで。」
侑「それより(人1)、またうちの誘い断ったんやってな。」
あ「何度も言ってるけど、わたし特対班以外に興味ないから。
そこのボスにも言っといてくれない?しつこいって。私の答えは変わらないから。」
治「はいはい、そう意固地になるなって。」
侑「それに…
Non c'è qualcosa che devi dire qualcosa a tuo padre?
(何かお父さんに伝えなきゃならないことがあるんじゃないの?)」
…!!!
治「なんで知ってるんって顔やな。」
侑「(人1)のことはなんでも知っとるで?」
治「左肩の怪我のこともな。」
あ「なっ!!」
侑「あと、影山飛雄くんやろ?
次は失敗せんようにがんばりぃや。」
影山の肩をポンと叩いて消えていった。
私はともかく、影山の名前や顔まで知られてるなんて。
これが公安…
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作者名:北斗七星赤桃緑 | 作成日時:2018年3月24日 23時