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ーAsideー

無我夢中で走った。とりあえず…家まで帰ろう。

さっき、なんであんなことを言われてしまったんだろう。私は何かしてしまったのだろうか。

だけどなんか…
苦しくて、辛くて、悲しくて、今まで培ってきた何かが壊れてしまった気がした。
もう…戻れないよ。

なんで逃げちゃったのかな。
理由は分かっている。

一言で言えば、
まふくん達が怖かった。

いつもみたいに優しいみんなじゃなかった。
何故か…ものすごく怖かった。

早いうちに、家に帰ろう。

ーー

『…はぁっ…はぁっ…』

1度水を飲もうと台所へ行く。

クプラ「いぇーーい!サプラーイズ!
クプたんお兄ちゃんからのサプライズだよぉ!うぇーい!」

『…えっ……?』

クプラ「どう?どう?びっくりした?てか反応薄くない?どした…のっ…。って
泣いてんの…!?」

『ち、違っ…これは違くて…!
な、なんでもないから!』

涙…そっか。悲しかったんだ。
あんなことを言われて。

クプラ「何かあったの…?俺でよければ話聞くからっ…!」

『え…う…うぁ…にい…さぁん…』

今だけ。
今だけなら、昔に戻ってもいいよね。

『怖いよ…辛いよ…苦しいよぉ…』

クプラ「うん…うん。大丈夫だよ。
Aは強いんだから」

こういう時にこんな言葉をかけてくれるのは
きっと世界で1人しかいないんだろうな。

『私…どうしたら良いのかなぁ…?
迷惑…になっちゃうっ…』

クプラ「迷惑なんかじゃない。大丈夫、大丈夫」

『兄さぁん…助けてぇ…』

クプラ「…何があったのか、俺に話してごらん?気持ちを楽にしてあげるよん」

『…本当に…?』

クプラ「もちろん!それまでぼくのことでも見つめて気持ちを落ちつけといてね」

『ふはは……!そうだね…ありがとう!』

やっぱり…兄さんといる時が1番落ち着く。
ちゃんと話さないとな。

『…あのね…かくかくしかじか』←長文だったから書けなかった

クプラ「…そっか…辛かったなぁ。
そういう時は逃げて正解だね」

『私…もう生徒会行けないなぁ…』

クプラ「ははは、大丈夫だよ。ちゃんと
話せば大丈夫。」

『話せる気しないなぁ…。怖くてさぁ…』

クプラ「怖いよなあ…。まあ、とりあえず今日はAの家に泊まってくつもりだから
よろしく!学校のことは忘れてはっちゃけよう!!」

『うん…!ありがとう』

ークプたんsideー

ふぅん…歌い手さん達、ね。
Aのこと泣かしたんだし、一応兄として許せないかなぁ。

覚悟しといてもらわなきゃ♡

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はんぺん野郎(プロフ) - 夏猫さん» コメントありがとうございます!そこの場面個人的にも良いなと思いました…笑 (2019年4月3日 22時) (レス) id: 8470a177eb (このIDを非表示/違反報告)
夏猫(プロフ) - そらるパ─ンチまふまふキ─ックそらるんのアホ!が好きです(´・ω・` (2019年4月3日 15時) (レス) id: 1e7a204824 (このIDを非表示/違反報告)
はんぺん野郎(プロフ) - 碧依さん» コメントありがとうございます!しません…尊いですね…口調とか性格とか合ってるか分かりませんが、そう言っていただけて嬉しいです…! (2019年3月30日 10時) (レス) id: 8470a177eb (このIDを非表示/違反報告)
はんぺん野郎(プロフ) - 優輝さん» いえいえ!またいつでもお待ちしております! (2019年3月30日 10時) (レス) id: 8470a177eb (このIDを非表示/違反報告)
碧依(プロフ) - しません...尊すぎます (2019年3月30日 2時) (レス) id: a2752df086 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はんぺん野郎 | 作成日時:2019年2月15日 23時

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