なんか転校先に歌い手いたんですけど。【歌い手】

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そらる「そんな油断してたら危ないでしょ！」

『え…あ…すみません…』

まふまふ「神崎さんも女の子なんだからね？
一人で解決しようとしちゃダメだよ」

…一人…。

『あの、なんで私がここにいると…？
それに生徒会は…？』

浦田「神崎のことが心配だから高速で終わらせたの」

『…私の、ため…？』

96猫「そやで！心配したんやから〜…」

…心配…私のため…。

『ふ…うぅ…』

まふまふ「…え、泣いてるの…？」

96猫「うえぇっ！？どしたん！？
さっきのやつになんかされたん！？
締めてこよか！？」

『すみ…ませんっ…』

坂田「なんかあった？大丈夫？」

『…すみませんっ…』

浦田「今は落ち着こう？あとでゆっくり
話してくれればいいから」

天月「大丈夫だよ、大丈夫」

ただ、謝ることしかできなかった。

ーー

まふまふ「…落ち着いた？」

『はい…なんか、本当にすみません』

浦田「いいんだよ。たまにはそういう日も
あるでしょ」

そらる「…なんかあった？犯人なら
とりあえず校長に引渡しといたから今なら
なんとでも出来るよ」

『ち、違うんです…犯人が悪い訳ではなく…
ただ…』

天月「ただ…？」

『…ただ、皆さんの暖かさに触れてしまった
だけです』

96猫「あっ…今笑った…！？」

『へ…？笑うことって珍しいですか？』

まふまふ「神崎さんが笑うとこなんて見たことないし！！ふわぁって！！惚れた！」

96猫「わしの嫁やし！」

坂田「かわええなぁ…！」

天月「惚れるのにも無理はない」

浦田「可愛い事実。否めねぇ…」

『か、可愛くないです…恥ずかしいのでやめてください…』

96猫「なんかあったらいつでもワシらを
頼ってな。なんだってきいたる」

『ありがとうございます』

天月「ね〜え〜、ずっと言いたかったんだけど敬語外さない？」

『へっ…私がですか？』

天月「そうそう。もう友達じゃん！
敬語はなんか堅苦しいし。ね？いいでしょ？」

そ、そんな無邪気な笑顔で言われたら…
ことわれねぇ…。

『わかr…わかっ、た。なるべく、なおす』

天月「わーい！⸜(*ˊᵕˋ* )⸝」

『…やっぱり変…じゃないですか？』

天月「固定してこうよ！」

まふまふ「なんか新鮮〜」

96猫「そこもよき」

『敬語をなおすの簡単じゃないん、だよ？』

浦田「ぎこちないな」

ハハ、と笑いながら言ううらたさん。
笑い事なのかこれは…。

『あの、本当に今日はありがとうございます。
私もう大丈夫なので。失礼します』

坂田「あ、戻ってる」

『……あ』

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