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『桜ヶ丘高校からきました。
神崎 Aです。よろしくお願いします』
どうしてこんな時期に転校なんてしてしまったんだ。(只今6月)
そしてこの無愛想な顔。どうにかならないのか。
私は生まれ付き笑顔が苦手だ。
だからこういう時とても不便なのだ。
「じゃあ席はあそこね」
静かに指定された席へ座る。
周りからの視線がすごいなあ…。
「はいじゃあ教科書76ページ開いてー」
これから、うまくやっていけるといいんだけど。
ーー
「えー！じゃあ今は一人暮らしなんだ！」
女子に話しかけられた。
よし。良いぞ。クラスの女の子と初日から
話せるとかラッキー。ぼっち回避。
『そうなの。でも楽しいよ』
あぁ、本当に無愛想。可愛くないな私。
「ねえねえ、歌い手って知ってる？」
キタコレ。
私の中でファンファーレが鳴り響いた。
『知ってる知ってる。私も好きなの』
からの無愛想。笑え。
「ほんと！？誰好き？」
『うーん…そらるさんかな。あの静かな声が
好きなんだ』
「あー、なんかそんな感じするね」
『え、そう？…貴方は誰が好きなの？』
「私はやっぱうらたぬきさんかな！
罵倒されたい！」
…うん。この人はMなんだね。
『へ〜、そうなんだね』
「それでね！この学校まじですごいの！
なんとなんと、その歌い手達も通ってるんだよ！」
『……え？』
「すごいでしょ？私達の校舎じゃないとこ
あるじゃん？…ほら、今窓から見えるあの校舎。あそこにいるの。運が良ければ通学途中とか見れるんだけど、滅多に会えないの。まあ会えるとしたら体育祭とか文化祭とか…そのくらい。あと生徒会に入れば会えるよ！」
…生徒会、ねえ…。
「あそこの校舎に入れば推しに会えるんだよ？
すごくない？ていうか同じ学校に通えるってすごいよね。私それきいてここ入ったもん」
『へえ…すごいね。じゃああそこでは
歌い手達が勉強してるんだ。なんか不思議だね』
「ねー！…あ、ちょっときいて！
私、去年文化祭で怖い人達に絡まれたんだけど
そこをうらたぬきさんが助けてくれたの！もう
心臓持たなかった！」
『それほんと？すご。推しに助けられるって
幸せだろうなあ…』
…私、すごいしか言ってなくね？
語彙力ない人かよ。
「…あ、ごめん！彼氏きたから！
じゃね！」
…いや彼氏いるんかい。
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はんぺん野郎(プロフ) - 夏猫さん» コメントありがとうございます！そこの場面個人的にも良いなと思いました…笑 (2019年4月3日 22時) (
レス) id: 8470a177eb (このIDを非表示/違反報告)
夏猫(プロフ) - そらるパ─ンチまふまふキ─ックそらるんのｱﾎ!が好きです(´・ω・｀ (2019年4月3日 15時) (レス) id: 1e7a204824 (このIDを非表示/違反報告)
はんぺん野郎(プロフ) - 碧依さん» コメントありがとうございます！しません…尊いですね…口調とか性格とか合ってるか分かりませんが、そう言っていただけて嬉しいです…！ (2019年3月30日 10時) (レス) id: 8470a177eb (このIDを非表示/違反報告)
はんぺん野郎(プロフ) - 優輝さん» いえいえ！またいつでもお待ちしております！ (2019年3月30日 10時) (レス) id: 8470a177eb (このIDを非表示/違反報告)
碧依(プロフ) - しません...尊すぎます (2019年3月30日 2時) (レス) id: a2752df086 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はんぺん野郎 | 作成日時：2019年2月15日 23時
