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フルート2本 ページ3

『えっ、あっ、すみません…。』



「あ、こっちもごめん。」




なんか、気まずいなぁ…。



私は陽キャじゃ無いし、コミュ力お化けでもないし…。



会話に悩んでいると、男子生徒さんが声をかけてくれた。




「その、」



『?なんですか?』




「フルートの音色、綺麗だったね。」




『っ、ホントですか…?それは、良かったです。』




フルートの音色を誰かに褒められたなんて初めて。




あ、小学校の先生が褒めてくれたか。




「ねぇ、毎日ここいるの?」




『はい。毎日、部活終わりにここにいます。』



「何時くらいまでいる?」



『だいたい8時半くらいまでです。』




そんなこと聞いてどうするんだろう…。

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作者名:わにゆず | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/7aef5d3cab1/  
作成日時:2023年11月5日 13時

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