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そしてその日の夜。約束通り、玉狛支部までやってきた。
現在時刻7:30
夕飯は済ませてきている。栄養食を軽く食べただけだけど。
親がいない私にとって ちゃんとしたご飯は作るのも食べるのも面倒だし、結局栄養食が一番手軽なのだ。
ちなみに今、寮の部屋の玄関には栄養食が入ってるダンボールが山積みになっている。
理佐に見つかったら殺されるな…帰ったらベッドの下にでも隠しておこう。
「やっと来たなA！まっていたぞ」
玉狛に到着した私を出迎えてくれた陽太郎は、可愛らしい手で私を中へと引っ張った。
軽く「おじゃまします」と挨拶し、中に入る。
どうやら今は陽太郎以外は全員出払っているらしい。
いつもの騒がしい玉狛じゃなくて少し寂しい気がしたが、陽太郎がいるので全然構わない。
そんな陽太郎にお菓子が入った袋を渡せば、満面の笑みで受け取ってくれた。
「きをつかわなくていいんだ。ここはいまでもAのかえるばしょ だからな」
「陽太郎…」
グッドサインを立ててニヤリとする陽太郎に思わず心がキュンとなる。
そしていつも通りソファに向かおうとリビングへと足を向けると、
「…？」
何故かそこには黒いパーカーを着てフードを被った人が座っていた。
…玉狛の人…ではないな。玉狛所属なら私が来れば挨拶してくれるはずだ。
なら誰だ…？
陽太郎が一人で留守番をしている時に 玉狛にいるだなんて…
はっ…もしや誘拐犯…？！
嫌な予感が頭をよぎったが、それを遮るように陽太郎がその人の前に立った。
そして両手を組み、胸を張って私に向かって口を開く。
「しょうかいする！アフトクラトルのほりょ、ヒュースだ！」
「…」「…」
陽太郎の言葉に思わず口が開いた。
アフトクラトルの捕虜…？
確かに迅さんが捕まえたとは聞いていたが、まさか玉狛にいたとは…
てっきり本部が匿っていたのかと思っていた。
「だれだ」
「Aはもとたまこまのたいいん なんだ！オサムたちのせんぱい なんだぞ」
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ろいど(プロフ) - 一気読みしました！！更新待ってます！ (2022年2月25日 16時) (
レス) id: 5682104901 (このIDを非表示/違反報告)
本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好き(プロフ) - 続き楽しみに待っています！！！！ (2021年12月15日 0時) (レス) @page36 id: 6f7b9e6ac6 (このIDを非表示/違反報告)
白昼夢(プロフ) - 続編ありがとうございます！この作品大好きで、更新されるのいつも楽しみに待ってるので頑張って下さい！！応援してます！ (2021年2月16日 22時) (レス) id: e0fa08789a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名 | 作成日時：2021年2月16日 21時
