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「おお！セーヌ川じゃないか」
そして扉を開けて入った瞬間、出迎えてくれたのは渾名製造機こと王子先輩。
同じ高校に通っているけど、階が違うからあまり会うことはない。
それでも「カッコいい先輩がいる」という噂はよく耳にする。とりまると同じくらいの比率で。
顔がいいやつはやっぱり違うな…
ちなみに今のセーヌ川というのは、私の名字の「せな」から作ったらしい。なるほどよく分からん。
「どうも」
「早速だけどチェスとかどう？」
「隊長、おれが先約です」
「ならその次だね」
需要のない取り合いをされ、無理やり椅子へと座らされる。
目の前のチェス盤を見て思わず気を失いそうになったが、後輩に悪いところは見せられない。
そう。やるしかなかったのだ。
そんな私のやる気とは裏腹に、結果はなんと私の勝利。
樫尾くんも驚いている。もちろんそれ以上に私が驚いている。
「先輩……中々やりますね」
「うそでしょ勝った…」
「次はぼくの番だね」
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ろいど(プロフ) - 一気読みしました！！更新待ってます！ (2022年2月25日 16時) (
レス) id: 5682104901 (このIDを非表示/違反報告)
本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好き(プロフ) - 続き楽しみに待っています！！！！ (2021年12月15日 0時) (レス) @page36 id: 6f7b9e6ac6 (このIDを非表示/違反報告)
白昼夢(プロフ) - 続編ありがとうございます！この作品大好きで、更新されるのいつも楽しみに待ってるので頑張って下さい！！応援してます！ (2021年2月16日 22時) (レス) id: e0fa08789a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名 | 作成日時：2021年2月16日 21時
