許嫁の赤葦さん ※修正※

第25話　救世主木兎 ページ26

今私は夜久さんに抱きしめられてます。




貴「夜久さん//私・・その・・・」



夜「みんな恋を教えてくれるって言ってるけどなんで受け入れないの？


それとも、どうしてもだめな理由があるの？」



どうしてもだめなの・・


私には許嫁がいて、結婚は決まってる。


貴「ダメと言ったらダメなんです。けど、まだわかんなくて・・」




私を抱きしめる力が強くなる。



夜「俺、我慢できないこともあるから。」







どうしよ。


これヤバイトーンじゃん。


リエーフ君助けてよ・・・





木「おい。何してんだ」



貴「お、おにいちゃ〜ん！！」



私は夜久さんの胸の中からお兄ちゃんの胸へと飛び込んだ



木「おぉ！大丈夫か？」


貴「う、うん。」




お兄ちゃんの目がいつもと違う



夜久さんをにらんでる



夜久さんもそれに対抗するようににらんでいる




夜「お兄ちゃんって、どういうこと？」



木「俺はAの兄だ。」



灰「へぇ！そうだったんすか。確かに名字いっしょ・・」



木「俺が聞きたいことはそんなことじゃねぇ。


Aが嫌がることをなんでするんだって聞いてるんだ。」



夜「確かに嫌がってるけど、俺はAのことが好きなんだよ。

俺だって男だ」



夜久さん・・・・思いはうれしいけど、私にはどうすることもできないから



灰「お！俺だって！Aのこと好きっす！大切にできる自信があるので！！」




貴「へぇ！あ・・・え？」



木「さーすが俺の妹だ！モテモテだな！！」



お兄ちゃんは夜久さんよりも強い力で頭を撫でた


そして、悩むようにムムムと考えている。



木「よぉーし！じゃあ、Aが好きになったやつと付き合えばいいんじゃねぇか？」



え・・お兄ちゃんそれはダメじゃないかな・・・



そう思っていたらお兄ちゃんは私に耳に近づいてこうささやいた。



木「A安心しろ。このことは母ちゃんに言ってやる。


けどな、今は赤葦のことが心配だろ？


だからな、Aが好きになったやつを赤葦っていうことにしておいたらいいんだ」



貴「なるほど。わかったよ」





灰「二人で何こそこそ話してるんすか？」


ギクッ！！


木貴「「なんもないよ・・・」」



灰「ふ〜ん。」




これは大惨事になりそうだ・・・

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