第玖話〈半端者〉 ページ9
そのまま、少し話していたら、
いきなり、その間が破壊される。
咄嗟に産屋敷一家を守るように戦闘態勢に入る鬼殺隊。
Aを守るように戦闘態勢に入る鬼灯とイゾウとペット。
？｢はっ！！甘かったな鬼殺隊！！私たちは解放されたぞ！！！｣
実｢ﾁｯ．．．細かく切りすぎたか．．．｣
イ｢あぁ、童磨とか言うのもいるねぇ。撃ちすぎたか。｣
そこにいるのは、鬼舞辻無惨、童磨、玉壺、半天狗である。
『．．．』
Aが立ち上がる。
灯｢！｣
イ｢お嬢．．．？｣
『．．．不愉快、極まれり。』
？｢はぁ？｣
『其方、鬼舞辻無惨だな。』
？｢そうだ！！私こそが全て正しい！私こそが完璧なのだ！！！｣
『ふむ．．．本当に完璧で正しいのであれば、其方は負けておらぬであろう。』
無｢！！！｣
『何が完璧だ。其方は、何にもなれない半端者じゃ。』
無｢なっ！何を言う！！！｣
一歩ずつ、無惨に近づいていく。
『元は人とはいえ、もう人にも、鬼にもなれぬ。ましてや、妖にもなれぬ。神でもない。其方は半端者。何にもなれないのじゃ。
可哀想にねぇ．．．』
優しく微笑みながら、無惨の頬を撫でる。
鬼殺隊｢．．．｣
無惨の頬から、Aの手が離れる。
無｢．．．っ！！な、何をした！！動けんぞ！！！｣
『お黙りよ。』
無｢っ！？〜〜っ！！！｣
立ち尽くす童磨と玉壺と半天狗。
『其方等も、元は人だったのに．．．半端者に成り下がってしまって．．．可哀想にねぇ．．．』
半｢ﾋｲｨｨ．．．｣
Aは、優しい微笑みを浮かべたまま。
童｢．．．見たところ、君はとても偉いんだろう？慈悲でもくれるのかな？｣
『うむ。私は神籍に身を置く鬼神じゃからのう。
慈悲はない。』
Aの顔から優しさが消える。
灯｢．．．｣
『桃鳥』
ド｢はいよ、飼い主ｻﾏ。｣
『引き裂いてあげて。』
ド｢ﾌｯﾌｯﾌ、喜んで。｣
次の瞬間、半端者達の悲鳴が上がる。
耳を劈くかのような。
『．．．耳障りじゃ。氷雉、氷漬けにして。』
ｸｻﾞﾝ｢はいよ！｣
次は、氷漬けにされる半端者達。
体が引き裂かれたまま、氷漬け。
引き裂かれて離れても、感覚はある。
故に、引き裂かれた傷口が一番痛む。
『鬼灯』
灯｢はい、鬼宮様。お手数お掛けして申し訳ないことにございます。今後は更に脱走防止を徹底致します。｣
『うむ。』
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宵桜の館(プロフ) - たくあんさん» ありがとうございます！時間はかかりますが、少しずつ更新再開しますので、よろしくお願いします！！ (2022年6月6日 7時) (
レス) id: 3929f2196b (このIDを非表示/違反報告)
たくあん - 宵桜の館様........。なんですか！？この素晴らしい小説は！続きが気になります！ (2022年6月1日 17時) (レス) @page21 id: fcc490c4df (このIDを非表示/違反報告)
宵桜の館(プロフ) - シンアさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2021年11月30日 9時) (レス) id: 7497236953 (このIDを非表示/違反報告)
シンア(プロフ) - 宵桜の館様！めちゃめちゃ面白かったです！みんなが死んじゃって悲しかったケド、死後でみんなと会えててうれしかったです！！これからも頑張ってください！ (2021年11月30日 0時) (レス) @page21 id: a3f48aea4e (このIDを非表示/違反報告)
宵桜の館(プロフ) - sakisakuさん» ありがとうございます！！是非お願いします！ (2021年11月4日 12時) (レス) id: 7497236953 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宵桜の館 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yozakura_hmp/
作成日時：2021年6月9日 10時
