花輪クンの初恋 (ページ25)

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第二十四話ページ25

今日は、お母さんとお父さん、私の三人でデパートに来ています。

「まずは…ドレスからね。」

「そうだな。」

ドレス売り場にレッツゴー！

「可愛い〜！」

『お姫様みたい…。』

なぁ、めっちゃカメラ連写するやん。

恥ずかしいから止めて。

「どれもお似合いで可愛いですよ。」

私的にはシンプルなのが好きなんだけどな。

私の視界に一着のドレスがはいった。

『ねぇねぇ。』

「ん？どうしたの？」

『あの黄色のドレスがいいんだけど…。』

「あ、あれか。すいません、あのドレス試着したいのですが。」

「畏まりました。」

私は店員さんに連れられ再び試着室の中へ入った。

着てみると

「これ、一番似合ってるわね。」

『私、これがいい。』

「なら、これにしようか。これ買います。」

「有り難うございます！」

私は可愛い黄色のドレスを買ってもらった。

そのあと、髪飾りと靴も買ってもらった。

『疲れた。何食べようかな…。』

「好きなものを頼んでね。」

メニューを見るとオムライスがあったので即決まった。

食べ終わると、次はプレゼント選びだ。

『どれがいいかな〜。』

ハンカチを選ぶのにてこずっていた。

花輪君は豪勢なのはあまり好きじゃないらしい。

シンプルなのが一番だと言っていた。

白色のハンカチ。金色の薔薇の刺繍が綺麗だったのでこれにした。

『これください。』

「誰かにプレゼントするんですか？」

『はい！友達の誕生日に…。』

「そうですか。メッセージカード書きますか？」

『はい、お願いします。』

店員さんは沢山のペンを持ってきた。

私はカードに

花輪君、誕生日おめでとう！

これからもよろしくねと綺麗な字で書いた。

花輪君が喜んでくれるといいな。