花輪クンの初恋 (ページ24)

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第二十三話ページ24

『ただいま。』

「おかえり、随分遅かったわね。」

『うん。友達の荷物をお家に持って行ったら…ね？』

「あら、そんなことがあったのね。」

私はランドセルから招待状とお菓子を取り出す。

「あら？それは…」

『お菓子はお礼にって貰ったの。招待状は花輪君から。』

「招待状って誕生日の？」

『うん。花輪君の誕生日パーティー行きたいんだけど…。』

「行っていいわよ。なら、来週三人でデパートに行ってドレスとプレゼント買いに行きましょうか。」

『うん！』

私は早足で階段を登り、部屋へ直行した。

花輪君の誕生日プレゼントは自分のお金で買いたいので貯金箱の中を確認した。

月に千円はもらっているので沢山余っていた。

『お母さん。』

「ん？どうしたの？」

『何がいいかな。プレゼント。』

「そうねぇ、ここはお父さんに相談した方がいいかもね。お父さんが帰ってきたら相談してみなさい。」

『わかった！』

私はお母さんが夕飯の支度を始めるまでに宿題をやることにした。

感想文は後からしたくないので始めにした。

ドリルや自主勉は少しずつやることに。

オマケ

『どんなのがいいと思う？』

「そうだな。相手は男の子だから。」

『ハンカチとか日常で使うものがいいかな？』

「そうだな、それがいいさ。」

Aが居なくなった後。

「まさか、ボーイフレンドができたのか？」

「それはまだ早いわよ。」

「今はお友だちよ。今はね。」

「嫁にいかないでくれぇ…😭」

その晩は、すすり声が聞こえてAは怖かったとか。