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グルッペンさんが時計を見やって
何かを考える素振りを見せた
グルッペン
「……基本生活は全員に一度出会うまではバラバラにした方がいいか」
トントン
「何が爆発して突然発砲するかも分からんしな」
グルッペン
「でもな、敢えて一気に彼女のことを伝えて
殺すことだけはハッキリ彼女の目の前で禁じた方がいいと思ってな」
突然、発砲…？
グルッペン
「棺については外で軽率に発言も出来んからな…
アイツらがどんな愛し方をして愛され方を望むかなんて知らんし、無いとは思うが聞いて俺が死んでも困る
故に…誰がいつ君を殺すかも分からん
ので、殺すことだけは絶対に禁止することを君の目の前で約束させるのが一番かと思ったが…」
どうだろう、なんて聞かれても分からない
でも…
「それなら……会わない、ほうが…」
グルッペン
「それは無理だな
俺らの様子で勘づく奴らも何人かいるだろうが…
棺が居ることはあの部屋のそばに寄ればきっと本能的な何処かで分かることだろうからな」
そんなオーラみたいなものがあるのか
だがそれを部屋前で感知して突然入ってきた人間に惨殺されました、よりかは
ある程度受け止めておけば死を回避出来るだろうという話に…唸るしか出来なかった
でも会った途端に自制が利かない状態で殺されかねない状況に出会う可能性だってあるんだろう
トントンさんがそうだったように
二進も三進も行かない、行けない…
それならいっそ…ここで…殺してくれた方が楽なんじゃ？
そう思ってしまう
だって話を聞いていれば分かるのは、また死ないようにしながらもまた首を絞められる可能性
結局怖い、苦しい、痛いから逃れられず辛いんだろう
なら…
「いっそ、ここで殺してください…」
トントン
「…ええんか」
グルッペン
「ダメに決まってるだろ殺すぞ」
トントン
「あ"？」
とても野蛮な、恐ろしい声が飛び交う
が、不意に落ちたのは優しい声
グルッペン
「…棺を、君を殺すことは絶対にしない」
トントン
「殺してそばに…」
グルッペン
「お前は一回黙ってろ」
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もろこし(プロフ) - コメント失礼致します。世界観、物語の展開とても好みで更新楽しみにしております。応援しております。 (2022年11月20日 1時) (
レス) @page26 id: 63f7f0517d (このIDを非表示/違反報告)
かみぶくろ*(プロフ) - 新作おめでとうございます！主様の文才と設定、そして世界観にいつも感激しております…更新されるたびに大喜びで読ませていただいております。主様のペースで更新頑張ってください！ (2022年11月14日 2時) (レス) @page24 id: 789bc89d04 (このIDを非表示/違反報告)
詩紀(プロフ) - 面白いです！！！これからも応援します！！！ (2022年11月13日 14時) (レス) @page24 id: 6da3ecdec3 (このIDを非表示/違反報告)
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