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……
シャオロンさんが、べそべそと泣きながらその場に蹲って泣くまで私はまだ自分は現実を見ていると思っていた
どうやらこれは夢らしい
…夢であって欲しい
「あの、シャオロンさん…」
シャオロン
「まだ俺別れてへんから"ｯ…！！
アヤがまだええよって言ってくれてないのに食べようとしてもうたのはごめん…！
でもっ、でも別れるつもりないからｯ…！！
俺、おれはっ…」
ショッピ
「…アヤ」
付き合ってないです、と言って良いか分からなかった
もっとも、ショッピさんだってそんな過去はありもしないのだけど…
ショッピ
「こういった妄想癖持ちは早めに片付けた方がええで」
「ｯ…や、待ってくださッ…ぃ…！？」
ショッピ
「……チッ」
シャオロン
「お前に用ないねんッ…！！」
軍といえ国といえ、どことなくマフィアとかの反社会勢力のイメージが一瞬強くなるくらいに、軽率が過ぎる程簡単に拳銃が取り出されて驚いた
驚いたし…
その直後本当に撃つのだろうか止めないとと考える間も無く…目の前でその拳銃が真下から蹴り上げられて
見ればシャオロンさんが真下まで体を転がして移動し入り込み蹴り上げたのだと知った
一瞬の出来事にもその動きにも思考やら何やら凡ゆるものが追いつかなくて困惑したが、すぐにショッピさんに腰を抱いて引くようにされて…
下手に動けばどっちにせよ危険なことは大体分かった
「ショッピさん、待って…」
ショッピ
「……はい」
シャオロン
「…言わずもがな、な…はぁい…」
そのままシャオロンさんを見ると察してくれたらしく、彼は両手を上にあげてくれた
どうしたらいいかな…
妄想癖持ちは、という話に対しては貴方もですと言いたかったが言うわけにもいかない
「……あの…私、誰とも…恋人関係、では…」
シャオロン
「ぇ、なんっ…で…」
…突き放さなければ、多少酷なことを言っても許されるだろうか
例えば…
「じゃあ…解消って事に…しましょう……今回のことを理由に
だから、もう一度…頑張ってください」
これならなかった話から再スタートは大体ショッピさんと同じルートに…
シャオロン
「…アヤ、」
「痛いの……嫌、です…」
ごめん、と一言シャオロンさんの声が重く零れ落ちた
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もろこし(プロフ) - コメント失礼致します。世界観、物語の展開とても好みで更新楽しみにしております。応援しております。 (2022年11月20日 1時) (
レス) @page26 id: 63f7f0517d (このIDを非表示/違反報告)
かみぶくろ*(プロフ) - 新作おめでとうございます！主様の文才と設定、そして世界観にいつも感激しております…更新されるたびに大喜びで読ませていただいております。主様のペースで更新頑張ってください！ (2022年11月14日 2時) (レス) @page24 id: 789bc89d04 (このIDを非表示/違反報告)
詩紀(プロフ) - 面白いです！！！これからも応援します！！！ (2022年11月13日 14時) (レス) @page24 id: 6da3ecdec3 (このIDを非表示/違反報告)
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