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よしよしと大きな子供の背中を撫でるような気持ちで、背中を一定のリズムで叩いていると…シャオロンさんが少し動いて…息が首元にかかった
泣いたからか少し熱い息が、何度も…何度も
シャオロン
「すき…？好きって、好きって言ってくれ
意地悪せんで…なぁアヤ…好きって…」
「っ、すき…好きです…大丈夫、なので…」
精神が擦り減る気がした
けれどそれより先に彼を落ち着かせることが大事で、首にぽたりと落ちる涙の感覚に、まだもう少し必要かなと背中を摩った
「あの…ごめんなさい、嫌なこと言ってしまって…」
シャオロン
「もっと好きって言え、言ってくれ…」
「……好きです、大好きですシャオロンさん」
何度も告げる
何度も何度も繰り返して、大丈夫だと落ち着かせる
これはショッピさんに会いに行ったとして、その後チーノさんの元に戻る時間はだいぶ遅くなるだろうし…
怒られるだろうか
そんな話、彼の前では出来ないけれど
シャオロン
「恋人やもんな…好きやもんな…？」
ずる…と音がして
鼻が苦しいのか口で息をするシャオロンさんの熱く感じる息が擽ったい
「………好きですよ」
恋人のことは、敢えてぼかしておきたかった
シャオロン
「じゃあ、さ…も…ええよな…」
何が、と聞く前に首の辺りに強烈な痛みが走った
「＿＿＿＿ｯ！！？」
ガクンッと力が抜けて、そのまま身をよじろうとしたのをシャオロンさんの体によってそのまま床に倒れ込む形で押さえ込まれる
打ちつけた体の痛みなんてなくて、ただ…噛みつかれた首の痛みばかりが襲ってきた
「やだっ…やだやだっ…！！やめてッ…！！やめてくださっ…！！
あ"ッ、痛いｯ、い"ｯ…ぁあ…！」
容赦のない噛み方
引きちぎろうとするみたいに、左右に軽く顔を揺らされて更に痛みが増加する
「ぃ、…」
シャオロン
「………おいひ…」
「嫌…ッ……！！
きらいっ…きらいですｯ…！！」
バグにバグを重ねたような頭が繰り出した賭けにも近い言葉だった
涙で滲んで見えない世界でただ…
赤を滴らせて黄色を揺らす彼は……
どちらに
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もろこし(プロフ) - コメント失礼致します。世界観、物語の展開とても好みで更新楽しみにしております。応援しております。 (2022年11月20日 1時) (
レス) @page26 id: 63f7f0517d (このIDを非表示/違反報告)
かみぶくろ*(プロフ) - 新作おめでとうございます！主様の文才と設定、そして世界観にいつも感激しております…更新されるたびに大喜びで読ませていただいております。主様のペースで更新頑張ってください！ (2022年11月14日 2時) (レス) @page24 id: 789bc89d04 (このIDを非表示/違反報告)
詩紀(プロフ) - 面白いです！！！これからも応援します！！！ (2022年11月13日 14時) (レス) @page24 id: 6da3ecdec3 (このIDを非表示/違反報告)
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