15 ページ15
.
クラスの皆の視線が私と森本くんに集まって
森本くんに両手を握られる
慎太郎「……お願いあるんだけどさ、」
『うん、なに？』
慎太郎「Aちゃん、俺の事好きになって？」
クラスの女子の黄色い歓声が聞こえてきて、私も頭がパニックになって
バグったかのようにどんどん森本くんの私に向ける好感度が上がってきて
どうしようなんて思ってたら、ちょうどよくチャイムがなって
『あ、ちょっと…』
そう言って、森本くんの手を離そうとしてもぎゅっと強く握られ目を合わせ小首を傾げる
慎太郎「ね、俺と話しよ」
か、かわいい
そう思ってたら、誰かに森本くんと繋いでた手を無理やり引っ張られる
『えっ、』
顔をあげれば不機嫌な顔した北斗がいて
北斗「俺とA先生に呼ばれてたから行くよ」
『あ、うん。ありがと』
森本くんにごめんねって一言いって北斗の後について行く
『北斗、今日なんかあったっけ？私たち日直？』
そう後ろ姿に聞いても何も答えない北斗
『…北斗？』
腕を掴むと、やっぱり不機嫌な顔している北斗
北斗「…まじでムカつく」
〖310〗
うわ、青いのに数字また上がってる
『…なにに？』
北斗「森本に好かれてるのも、Aが森本に優しいのも、拒まないのも」
北斗「全部、むかつく」
嫉妬してるっていう強い瞳で見られて
北斗の上の数字がどんどん上がっているのも見えてる
何でそんな事言うかなんてわかってるのに
その先を私は聞きたがっている
『なんで、私が森本くんと仲良くなるの嫌なの？』
こんなずるい質問
北斗と目を合わせれば、ゆらっと瞳が揺れて、拳を強く握っていた
北斗「俺がAのこと…」
慎太郎「Aちゃん！！」
あと少し、あと少しでその先が聞けそうだった
廊下の端からとびだしてきた森本くんはニコニコと笑顔を振りまく
慎太郎「あ、ごめん。大事な話してた？」
北斗「…いや、別に」
慎太郎「そっか、よかった！Aちゃんに学校案内して欲しいんだけど」
チラって北斗の方見ても、もう目は合わなくて
『うん、いいよ』
そう言えば森本くんは一層嬉しそうに笑って、私の手をとる
慎太郎「いこ！」
その時私は知らなかった
2人が睨み合ってたなんて
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←14
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 924人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
べぺ(プロフ) - すきデス！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！ (2021年2月14日 4時) (
レス) id: fc36e1dc04 (このIDを非表示/違反報告)
まりちょる(プロフ) - はじめまして！開始早々めちゃめちゃキュンキュンさせていただいてます！今後の展開も楽しみです。無理のない範囲で執筆がんばってください！ (2020年9月22日 0時) (レス) id: 2824d7fed0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：める | 作成日時：2020年9月21日 23時
