君を求めて【実.況.者】

元彼 ページ4

『相変わらず早いね！おはよう！』

そう送った直後、この静かな部屋に

ピロリン

と1つの通知音が響く。

『だれだろ？』
そう言って私は通知をタップする。
そこに表示された名前は

"キヨ"

紛れもなく元彼の名前だった。

なんで？今更。

そう思ったが久しぶりなので内容が気になってくる。
そんな自分に不甲斐なさを感じる。
私は溜息1つ吐けば内容展開する。

「久しぶりに会えない？」

それだけ。それだけだったが私の心があたかっくなる気がした。
諦めた。そう、私は諦めたはず。

じゃあなんで？

その言葉が私の心を支配する。

ここまで考えておいてだけど勿論私は行くはずがない。
なんでって？だって私にはもう既に好きな人がいるから。

私はそれだけを思って布団から出た。

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