地下牢 ページ17
あれから何時間経ったのだろう。
狭く、異様に暗く、寒い場所で目が覚めた私はふとそんな事を考える。
『...ご丁寧に包帯が巻かれてるじゃん、てか、フジたちも共犯だったの？』
それにしてはやけに泣きそうな顔だったけど。
考えられるのはキヨに弱みを握られて脅されていると演技の二つだね。
そんな事を考えているうちに重たそうな扉の開く音がした。逃げようとしたがここでやっと気が付いた。
自分の手と足に枷が付いていることに。
取り敢えず入ってきた主の姿を確認しようとするが暗すぎて何も見えない。諦めて聞くことにした。
『...っ、誰？』
？「...俺だよ。キヨ。」
『っ、！何でキヨ君がここに...？！』
キヨ「そりゃあ、拉致した張本人だから。」
そういうと近寄ってくる。私反射的に
『来ないでッ！！！！！』
と叫んでしまった。
これには流石のキヨも驚いたらしく、歩みを止める。
それを確認すると一番疑問に思ってたことを聞いてみる。
『...何で、拉致なんかしたの？』
キヨ「そりゃあ、Aの事が好きだからに決まってる。」
『...は？私の事が好き？キヨ君の方からふってきたのに今更何なの？！ホントに意味が分からない...。』
キヨ「それには深いわけがあって...、」
『煩い！！言い訳なんて聞きたくない！もう出てって！！！』
キヨ「っ、分かったよ、」
そういうと出ていく。
私は脱力して地べたに座り込んでしまった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 38人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
?まひる◎(プロフ) - ゆたんぽさん！遅くなってすみません、これからも楽しんでみてってください！！ (2019年4月29日 12時) (
レス) id: 27be3be68f (このIDを非表示/違反報告)
＊ゆたんぽ＊(プロフ) - はじめまして！読ませていただきました！これからも,楽しみにしてます！ (2019年3月31日 20時) (レス) id: 27f8ddc76b (このIDを非表示/違反報告)
バカ野郎(プロフ) - キヨのヤンデレが尊いですw (2018年3月25日 17時) (レス) id: 3ee06b59a9 (このIDを非表示/違反報告)
バカ野郎(プロフ) - アンパンからバカ野郎になって帰ってきました！w (2018年3月25日 17時) (レス) id: 3ee06b59a9 (このIDを非表示/違反報告)
楼莉(プロフ) - アンパンさぁん (2018年3月19日 22時) (レス) id: d010673956 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まひる | 作成日時：2018年2月24日 18時
