変わる日付 ページ48
Aside
あれから2日が過ぎた…
お兄ちゃんはレトさんや、フジ君とかに私の行方を聞いたけど…
私は、まだ心の準備が出来てないので、レトさんには私の事は黙ってもらっている…
『はぁ…あと4時間でお兄ちゃんの誕生日か…』
レトルト「そういえばAちゃんプレゼントとケーキは出来たん?」
『うん…もう包装も済ませてケーキも出来てるんだけど…
お兄ちゃんと仲直りしないと渡さない…』
レトルト「まぁそうやな…でも俺はもうすぐ仲直りできると思うで」
『え?なんで?』
レトルト「さぁなんででしょう?俺にも分からんなぁ♪」
キヨside
俺は今Aの部屋を探索していた…
何故かというと…俺もあんまり分からない
さっきレトさんからメールが来て
レトルト「仲直りしたいんやったらAちゃんの部屋調べてみ?面白いもんが出て来ると思うから」
キヨ「何それ?」
レトルト「それはキヨ君が探さな♪ あっ!そうそう、これやなって思うもんあったらそれ全部持ってうち来てな〜」
それで今に至る
さっきから探してるけど、特にこれといって見当たらない…
キヨ「ほんと…なんなんだよ…!」
俺は、苛立ちながらクローゼットを開けると色とりどりの小物の中に、それにそぐわない真っ白な紙袋を見つけた…
キヨ「…何これ?やけにデカイな…」
中を見るとそこにあったのは…
『お兄ちゃん誕生日おめでとう!』
と書かれたプレートと、綺麗な飾り、そして可愛らしい便箋が入っていた…
キヨ「…なんだ…そっか…俺、誕生日だったんだ…」
俺は、力なく床に座り込んだ
キヨ「ほんとなんだよ…俺めっちゃバカじゃん…」
キヨ「これを持ってレトさん家ね…」
りょーかい
俺は、家を飛び出した
Aside
はぁ…あと10分で誕生日
せっかく…色々準備したのに…サプライズ出来ないのかな…
そう思うと、涙が出そうになるがレトさんの前なので我慢する…
レトルト「Aちゃん…………大…夫やで」
『…えっ?レトさん何か言った?…』
レトルト「ううん!なんでもないよ!」
ピンポーン
その時、玄関のチャイムが鳴った
『誰だろう?もう日付も変わる時間なのに』
レトルト「さぁな〜俺出て来るわ〜」
キヨside
息が上がる…
まぁここまで走って来たから当たり前か…
息を整え、チャイムを押す
ガチャ
レトルト「遅いで 主役さん?」
キヨ「うるせーよ」
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クラ - これからも頑張ってください。(´∀`*) (2020年3月29日 16時) (レス) id: 12ecb9d79d (このIDを非表示/違反報告)
冬ミルク - wwwww すごい大変だったww (2017年5月24日 7時) (レス) id: 9ae030bbd2 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜芽萌里(プロフ) - お疲れ様wwwwよかったよwなかなか面白かったw (2017年5月22日 19時) (レス) id: 38a47084af (このIDを非表示/違反報告)
冬ミルク - wwwwwあざーっす!ww (2017年4月24日 20時) (レス) id: 9ae030bbd2 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜芽萌里(プロフ) - 冬ミルクさん» o(`・ω´・+o) ドヤァ…! (2017年4月23日 20時) (レス) id: 38a47084af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:冬ミルク | 作成日時:2016年12月1日 20時