清川兄妹の日常 【実況者】

喧嘩 ページ46

☆月○日 ×曜日

Aside

『〜♪ よし！飾りもあと少しだしリビングでちょっと休憩しよ』

後3日でお兄ちゃんの誕生日です！
お兄ちゃんの誕生日でサプライズをするために約二週間前からレトさんやフジ君など皆で準備してました！

その準備もいよいよあと少し…！
ここまでよくお兄ちゃんにバレずに頑張った…


キヨ「…い……え…てん……お」

『後は飾りを少し作って…ケーキの材料を買って…』

キヨ「おいA！」

『ひゃっ！な、何？お兄ちゃん』

キヨ「お前どうしたの？さっきからブツブツ呟いて…」

『何でもないよっ？』

キヨ「そっか…」

私は、バレてないか心配してたがお兄ちゃんは素直に頷いてくれた

『で…どうしたの？』

キヨ「いや…その最近フジとかヒラとかも忙しいって言ってたから、暇だしどっか遊びに行かね？」

『あー、えっと…』

多分ヒラ君とフジ君が忙しいのは、お兄ちゃんに誕生日に見せるPV作りをしてくれているからだ…
それに私もまだ色々と準備する事がある

『ごめん…私もちょっと忙しくて…』

キヨ「ふーん…でもその割には最近仕事してるのあんま見てないけど」

『それは…仕事はそんなに忙しくないけど他のことがね…』

キヨ「他の事って？」

『えっと…』

キヨ「そういえば最近A家にいる事少ないよな？」

『…うん』

それはお兄ちゃんのプレゼントを色々見に行くため
やっぱりちゃんと、お兄ちゃんにが喜ぶもの買ってあげたいし…

キヨ「まぁ出掛けるのは別にいいんだけど、夜中とかに出掛けるのは何なの？」

『それは…』

それは…皆と打ち合わせをしたり段取りを確認したりするため
昼間は、皆忙しいしお兄ちゃんにもバレるかもしれないから…


キヨ「まさかとは思うけど、危ない事に手出したりしてないよな？」

お兄ちゃんがどんどん迫ってくる

『そんな事してない！』

ドンッ！
お兄ちゃんが私を押し倒す

キヨ「じゃあ何してんの？さっきから全然質問に答えてもらってないけど」

『それは…言えない』

キヨ「へぇ…俺に言えない事なんだぁ」

『…そう…だけ…ど……そうじゃない…！』

お兄ちゃんの冷たい目が怖くて、自然と涙が出てくる

キヨ「何それ？言っとくけど、今俺怒ってるから泣いても許してあげないよ？」

そんなの分かってる…
何で…私悪い事してないのに…

「…もういいよ！」

私はお兄ちゃんを尽き飛ばした

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