抗います 弐【鬼滅の刃】

第陸拾伍話 ページ28

桃原さんは躍起になって私に襲い掛かってきた。

よしよし、冷静じゃなくなってるな。

これで時間稼ぎ出来る。

愛霧「アンタさえ居なければ！！アンタさえ居なければ全部上手くいってたのに！！」

あっはっはっは、とんだ言い掛かり。

お前はヒステリックな女の典型的な奴だなぁ。

めっちゃ爪攻撃してくる。

思うに、まだ血鬼術が色惑系しかなかったんだなー。

多分もうすぐで誰かが刀を届けてくれる。

それで今度こそ終わりだ。

愛霧「イヤ…イヤよ…！！アンタなんか、アンタなんか此所で殺して…柱も殺して！！あの方に認めて貰うのよ！！」

桃原さんの咆哮と共に、

桃原さんの背中からどす黒い触手のような手が伸びた。

触れたら不味い。

直感でそう思い避けると、私の居た地面は溶けて抉れていた。

愛霧「あ、あはっ、あはははははははは！！アタシにも運が回ってきたわね！！死ね！！A！！」

やっべ。

まさか桃原さんの力が増大するとは。


『ヒステリックもここまで行くと、むしろ笑えるな』

第陸拾陸話→←第陸拾肆話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す