抗います 弐【鬼滅の刃】

第伍拾話 ページ12

帰り道、神崎さんについて考える。

確かにさ

天使だし、いい子だし

夢主っぽいから安心出来ると思うんだけど

いつまでも仲間疑うとかはしたくないんだけど

どうにもね

"あの匂い"が引っ掛かるんだよね。

桃原さんが使ってた、きっつい香水の匂い。

ごってごてに甘い匂い。

それが本当に微かだけど、

神崎さんからしたんだよね。

神崎さんの、お香みたいな柔らかい匂いにまじって、ごってごてに甘い匂いが。

もしかしたら私の勘違いかもしれないけど

なんか、この世界だと完全に安心出来ないのよ。

それこそ、もしかしたら本当に、

裏切りルート行くかもしれない。

だって、今の柱は皆、神崎さんを信用してるから。

だから私は…





とりあえずいつも通り過ごそ！！

嘘を絶対吐かないを貫くよ！！

前世から私は嘘が嫌いだからね！！

嘘は吐いたことないって自負出来るよ！！

弱気になって泣くようなどっかの弱い夢主とは違うんだよ！！

馬鹿め！！！

まあ万が一だし？

神崎さんはそんなことしないと思うし？

大丈夫だと思うけど？一応ね？？

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