抗います【鬼滅の刃】

第参拾話 ページ33

おっとまただんまりだぜ！！

言うんじゃなかった！！

この静けさどうするよ！？

そしたら冨岡さんが手を挙げてるよ！？

勇者かな！？

『…冨岡さん、何か在るんですか』

冨岡「…桃原が任務しているのを、偶々見たのだが…彼奴は鬼を倒していない」

宇髄「おい、そりゃどういうことだよ冨岡」

冨岡「鬼の居るという村に入る前、自分は別の任務が在るから、と付近の庚隊士に押し付けていた…庚隊士が劣勢を強いられたとき、大勢の隊士を引き連れ、応援という形で戻り、任務は遂行していたが、結果的に桃原は何もしていなかった」

おっと…

そりゃマジか。

彼奴マジで不正働いてんじゃん？

とりあえず冨岡さんの目撃情報は、

桃原さんの不正を更に表立たせるようで。

宇髄「これよぉ…桃原のこと、柱全員の証言で何とかならねぇか？少なくとも此処にいる全員、桃原の虚言は聞いてるわけだぜ？
俺は先刻、Aとも聞いたしな、二回目だ。柱追い出すとか出来ねぇのかよ」

宇髄さんの声で皆は賛同した。

そりゃそうだ。

だって現に、桃原さんの虚言で士気は下がってるんだから。

けどなぁ…

『…それだけ、なんですよね』

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