抗います【鬼滅の刃】

第拾肆話 ページ16

『テメェ、どの口で胡蝶さんを貶してやがる！！

テメェはあの人の努力を知ってんのか！！？

あの人がどんな思いで鬼殺隊続けてんのか分かるのか！！？

どれだけ血反吐を吐くような思いをしたのか、鬼を殺す為にどれだけ抗ったか知ってんのか！！？

テメェがこさえた下らない傷も蝶屋敷で手当てしたのは胡蝶さんだ！！

胡蝶さんを侮辱すんじゃねぇ！！！

テメェにはそんな資格ねぇんだよ！！！』

私はそれだけ言うと、桃原さんの胸ぐらから手を離した。

嗚呼、これ完全に嫌われコースだな。

まあいいや。

胡蝶さんを侮辱されて、それを我慢するよか余程いいわ。

桃原「そ、そんなこと言ってないわ…しのぶちゃんを馬鹿にしたのは、Aちゃんじゃないですかぁ…」

この期に及んでまだ抜かすか。

泣き演技しやがって。

ぶっ殺すぞテメェ。

桃原「ひ、ひぃっ！！やだ、怖ぁい…」

『勝手に怖がってろ、この屑！！』

私は怒りをそのままに、屋敷に帰った。

柱の何人かに止められたが、悪いが無視した。

この怒りを、柱の皆様にぶつけたくないから。

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