検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:100,210 hit

利用 ページ29

こんな事実を告げられても、私は変わらず冷静だった。

師匠は私に頭を下げていて、お館様もあまね様もくいな様も皆黙っている。

『──お館様』

お館様「…何だい」

『鬼舞辻 大災の使う呼吸は、始まりの呼吸と何か違うのですか』

お館様「…詳しくは判らない。けれど、無惨に有効だと聞く」

『…そうですか』

私は師匠を見た。

『師匠、頭を上げて下さい』

膝に置かれた拳が強く握られ、声は少し震えてしまう。

やっぱり、あまり冷静じゃないのかもしれない。

『──私が、鬼殺隊の目的の為に師匠の元に置かれたのは事実かもしれない。けれど、私にとっての四年間は、確かに恩を感じていました。

お館様や、柱の皆さんは正しい。もし私が無惨に繋がる可能性が在るのなら、どうぞ利用して下さい。私は鬼殺隊の刀です』



お館様「──A、それは違うよ」

暖かい手→←知りたくなかった



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (51 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
75人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 伊黒小芭内
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

狂桜(プロフ) - 心さん» 有難う御座います。励みになります。 (2020年1月6日 13時) (レス) id: a8e02c565b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - とっても面白いです!続き楽しみにしてます! (2020年1月6日 12時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:狂桜 | 作成日時:2020年1月4日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。