検索窓
今日:2 hit、昨日:9 hit、合計:493,658 hit

ページ43

『ありがとう! もう大丈夫よ?』






智「それ! ともがきりたい!!」









まな板の上のたまねぎを指さして言う智洋。





『んー…』








さすがに包丁は…








でもなるべくやらせてあげたい…









考えて考えて私が後ろから一緒に切ることに。









『とも、包丁を使う時はお茶碗持つ方の手は、猫の手よ? こう! 』






智「こう? にゃーん!!」






と、初っ端から我が子の可愛さに悶えつつ、切り始めると…








『こうして…スっスって…』






智「おめめ、いたい…」




そう言って涙目でこっちを見る智洋。







『たまねぎ切ったからや笑 痛いよ〜ってたまねぎが何か出してるんちゃう?笑』






そんな智洋に、私が小さいとき私の母から言われて小学生まで信じていた嘘を吹き込んでみました。






当時の私は申し訳なく思いながら切っていたな…




なんて思い出しながら智洋はどうするのかと思って見てみると…






智「えッ!? たまねぎしゃん、だいじょうぶ? ごめんねぇ… いたいいたいねぇ…」





なんと、転んで泣いている望をあやす時にするように、たまねぎを撫で始めました。






終いには、もう切ったら、アカン! なんて言い出すので






ごめんねぇ…と謝る智洋の代わりに私がパパッと切り刻んで、煮込んでしまいました笑









__________________________________


その日の夕飯






『今日のカレーはね、ともが手伝ってくれたの!』







流「へぇー、すごいやん、とも!!」







望「とも、しゅごい!!!」







流「通りでいつもより美味いわ〜」






『わぁ〜!! すごい! よかったね、とも!!』






智「えへへ、とも、またおりょうりする!」






『うん! また、美味しいの作ろうね』





望「おかわりぃ!!!」






流「俺も〜!」






『はーい笑』





智「んふふ…」






いつもより時間はかかりましたが、息子が新しい事に興味を持って挑戦したことに嬉しく思いました。







この後、智洋の料理の腕はメキメキと上達していきました。






END

モテる智くん→←はじめてのお料理(智洋くん)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (460 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1313人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

みつや(プロフ) - みぃさん» リクエストありがとうございます! 必ず書きますのでお待ちいただけると嬉しいです(*⌒▽⌒*) (2018年4月2日 23時) (レス) id: 7245b0cc7f (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - いつも更新楽しみにしています!リクエストですがみんなが産まれた時のお話みたいです。お忙しい中ですがよろしくお願いします (2018年3月31日 18時) (レス) id: 4e940da8fa (このIDを非表示/違反報告)
みつや(プロフ) - akaringoさん» リクエストありがとうございます! 最近バタバタしていて更新が少なくなってますが、必ず書きますので待ってていただけると嬉しいですorz (2018年3月31日 1時) (レス) id: 7245b0cc7f (このIDを非表示/違反報告)
akaringo(プロフ) - リこんにちは!クエスト、いいですか?皆でお泊まり会っていうのはどうですかね…?出来ればでいいので、よろしくお願いします。 (2018年3月29日 19時) (レス) id: 401f01bb7e (このIDを非表示/違反報告)
神山紗菜 - みつやさん» 待ってください!!!天に昇らんで...!笑もうほんとになんなんですかこのかわいさは。もうあの神ちゃんの取り合いらはんとかにやけちゃいます笑 (2018年3月19日 22時) (レス) id: c8ee426b84 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みつや | 作成日時:2017年11月13日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。