私は貴方の大ファンです (ページ1)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:636 hit

1cm ページ1

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟと少しうるさめのアラームが鳴る。
いつもはアラームが鳴る前に起きるけど、昨日はライブがあるっていうので緊張して寝るのが遅くなってしまったのだ。今日は絶対に遅刻できない。始発の電車に乗って、グッズの列に並ばなければならない。
前日待機というのは禁止されている。
そんなこんな説明してるうちに外はほんのり明るくなっていき、家を出ないといけない時間が刻一刻と迫ってくる。

「ん、…」

今の時刻は午前4:20。
5:00には電車のホームに居なければ間に合わない。
さっさと顔洗って参戦服に着替えてペンライトとかの準備して家を出ないと。

そして20分後。

... ん？え？もう40分っ！？
ビックリした。早くしないと電車に間に合わない。
そこから私は猛ダッシュで駅に向かった。
何とか間に合ったはいいものの。
汗が凄い。何せ今は夏である。一応小さな扇風機みたいなものは持ってきてはいるけど電車の中で付けるのは...と思い、水を買って、ちょくちょく飲んでいる。

そしてついに現場に。
ざわざわしているのはきっと、グッズの列に並んでいる人達だろう。と思い、走って列に向かった。
そこまで並んではいなく、その10分後とかに何人も人が並んだ。
よかった、10分遅れてたらどうなってたことか...と思うほどの人の列。

ついに販売開始時間。
欲しいものを買えることを願って。
─── なんとか買えた...!! 愛蔵くんの団扇にペンライトに、法被！そしてアクキーに缶バッジ、ブロマイド...と、沢山買った。
公式さん...こんなに沢山用意してくれてありがとう...！と心の中で感謝し、そこら辺のカフェに行ってライブまでの時間を潰す。

愛蔵くんと勇次郎くんの曲を聞いていたらあっという間にライブの時間10分前。
指定されている席は最前。最前列のチケが取れて本当に良かった...と内心思った。

そしてライブ開始。
両サイドから愛蔵くんと勇次郎くんが出てくる。
右から左から後ろから、沢山の声が。
勿論私だってその1人である。
いつも通り愛蔵くんを見て騒いでいると

愛蔵くんが私の目の前に来て「ジュリエッタ」と言ってきた。
...？？(思考停止)
｢へっ！？なになにっ！？｣とつい声に出してしまった。心做しかその反応に対して愛蔵くんはクスッと笑っている気がした。

その時の私の顔は , 林檎のように真っ赤な顔をしていた。