その4 ページ7
レウ「えっとですね。まずなんですけど…[商業許可証のない露店が出ていた]、[“アレ”、“ソレ”、“白い粉”などの怪しい商品があった]とかいう通報が来てまして…」
レウ「運営領では商業許可証がないと商業は禁止されていてですね。商業許可証を店頭に置くことが義務づけられてまして。…別の領から来た方ですか?」
『あんらぁ…そうです、日常領から来ました。』
こういうのを大戦犯って言うんでしょ?日常領で言ってた。
レウ「そうなんですね。Aさん……はい、情報に問題はありませんね。こっちで商業許可証は発行しときますね。」
『どうも。』
レウさん優しい…玄関にも上がらせずに全てを終わらせたどこぞの緑色とは大違いだ。
レウ「んじゃ俺、発行してくるからもう一方は頼んだよ。」
コンタミ「任せて?」
コンタミ「次に〜、怪しい商品について何だけど、“アレ”とか“ソレ”も気になるけど“白い粉”はダメでしょ、何?」
『えっ…ただの白い粉です…ちょっとものに振りかけると何が起きるかわからないだけで…』
本当にただの白い粉なんだよな…
コンタミ「え?」
『何なら今持ってるから見せましょうか?』
ついでに買っていきます?なんつって。
コンタミ「あ、じゃあ…」
『危ないかもしれないので離れてくださいね?…ヤァ!』
〔粉を取り出したハンカチに振りかける〕
ボパパパパ!!〔ハンカチが爆発し、あたりに大量の花が飛び散る〕
コンタミ「うわぁ!!?」
『よかった…領主補佐の前で怪物でも出そうもんなら首が飛ぶ…』
花でよかったホント。
コンタミ「待って何それ怪物出るの!?」
『回収しなきゃ…』
結構飛び散ってんな…
『ってちょっばぁ!!?』〔花がAの手に群がり、噛み付く〕
コンタミ「大丈夫!?」
『イダダダダダ!!』
レウ「ただいま〜って何これぇ!?花!?多っ!?」
コンタミ「花…だと思いたいけど…!」
『痛い痛い!こんの花風情がA様に噛み付くなんて!くらいやがれ!』
〔【燃焼】の札を投げる〕
コンタミ「待っt」
〔花及び床、机の板が燃え上がる〕
レウ「イダバァァァ!!?」
『熱つつつつ!?』
コンタミ「水!消火!【湿潤】!!」
咄嗟に【湿潤】使えるあたり、さすがイカ。
〔……〕ゼェ、ハァ…
〔見るに耐えないくらい焼けこげた床、机と、ぐしょ濡れになった灰、A、コンタミ、そしてぐったりしたレウさんが転がっている〕
「…イヤナニヤッテンノオ前ラ」
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るっぺ(プロフ) - 叫び声ではネームプレートが二番目に好き。 (2023年1月3日 14時) (レス) @page17 id: 2a0f88d7e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:るっぺ | 作成日時:2022年12月27日 7時