き ゅ う 。 ページ9
有「お、おぅ!もちろん!」
真っ赤な顔でたじたじしながら答える先生。
あ、やっぱり完敗じゃん、、、
有「あれ?てかお前らそういう仲なわけ!?」
少年みたいなキラキラした目で若干にやけながら尋ねてくる。
○「い、いやそんなんじゃないですから!勘違いしないでくださいよ!」
さっきまであんな知念にデレデレだったくせにいきなりなんなんだ、、、
有「あーあー慌てちゃって♡
あんま遅れないように楽しんでおいで!デート♡」
私が首を横に振ろうとした瞬間
知「はーい♡」
そう返事してきゅっと私の手と自分の手をを絡ませてコンビニに向かう知念。
え、え、ちょっとこれどんな状況よ、
今、わたし、知念侑李と手をつないで歩いてる?
うん、歩いてる。
、、、、、、、
○「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
状況を理解した瞬間人間こんなに声が出るのかってほど大きな声で叫んで手を振り払った。
知「うっわうるさ!怪獣!ゴジラ!ゴジラ崎!!!!」
○「いや、いやいやいやいや!誰だって声をあげたくなるでしょうよ!なんで私と知念が手つないで歩いてんの!」
きっと今の私に一番程遠い言葉は落ち着きだ。
早口で、かつ大声でたずねた。(つもり)
知「え、だって有岡先生勘違いしてたから、かわいくてつい笑」
あなたがかわいいって言葉使わないでください。
なんていつもなら言い返してるはずなんだけど。
○「でも絶対有岡先生に誤解されたよ、、、」
今は何よりもその不安が大きい。
別に私が誰と付き合おうが有岡先生にとってはどうでもいいことだと思うけどさ。
なんか、私が嫌だよ。
どう誤解とこう、、、
知「ねぇ、そんなに僕と付き合ってるって誤解されたら、嫌?」
ぐるぐるいろんなことを考えていたら、いきなり知念がそう聞いてきた。
○「え?だって付き合ってないし、、、」
知「そうだけど!僕たち今まで何人かにも付き合ってるか、とか聞かれたことあったけど、あそこまで否定しようとしてるとこは初めて見たよ。」
声を大きくして言った知念に少しびっくりして振り返ると、知念の大きな瞳と私の瞳がぶつかり合う。
私たちが数秒見つめあったあと知念は、はぁ、と一息ついて目線を落としてまた私の方を見た。
知「桜崎は、有岡先生が好きなんだね。」
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作者名:ひ つ じ ぱ ん | 作成日時:2017年6月10日 22時