ご 。 ページ5
有「今日の委員会では、来週の校外学習の話し合いをしてもらいます!」
○「え?来週校外学習なの?」
今は二学期に入ってから初めての委員会。
有「行事予定表に書いてるぞー?ちゃんと見とけ!」
てことは、またプリントまとめて、しおり作って、司会やって、、、、あぁぁぁ、また忙しいよ、、
○「めんどくさっ、、、、」
思わずこぼれた愚痴も先生は素早くキャッチする。
有「おいおいおいおい!委員長がそんな調子じゃダメだぞー?それに、これが今期の最後の仕事だから。がんばろーぜ!」
あ。忘れてた。委員会って前期と後期で別れてるんだっけ。
そう考えるとちょっと寂しいな、
○「わかりました。ふぅ、最後くらいきちんとやらなくちゃね!」
有「そそ!その調子!」
ガラッ
女1「ありおかせーんせっ!」
有「お!なんだ△△じゃん!どしたの?」
一瞬耳を疑った。
だって、有岡先生は生徒のことを上の名前で呼ぶんだもん。
私が見てきた中で女子生徒のことを下の名前で呼んだところを見たことがない。
女1「ちょっとかまってほしくて♡」
有「んだよそれだけか。笑
俺、一応今委員会中だからね?」
そういいながらその人のほっぺたをびよーんって伸ばす先生。
あまりにも親しすぎなんじゃない、?
女1「あはは!うそうそ!ほんとの目的はこれね!」
そう言って先生に渡したのは先生がいつも着ているパーカー。
そういえば今日、着てない、、、
女1「昨日うちの家に忘れて帰ったでしょ?誰のだーっててんやわんやだったんだから!とくにお父さん。笑」
有「わ!ないと思ってたんだよなぁ〜
みんなに謝らないと。。笑」
そう言ってまた楽しげに話し始める二人。
だけど私の中にはいろんなよくわからない感情がぐるぐるしている。胸が痛い。息が苦しい。
なぜか泣きそうになる。
何、この感情。私知らない。
神「それ、嫉妬っていうんだよ。」
いきやりそう言ってきたのは、中学校の頃から仲良くて、同じ委員会の神永ひなた。
○「嫉妬、?これが嫉妬なの?でもなんで、そんな気持ち、、」
神「え、○○、まだ気づいてないの?」
○「ん?なにが?」
なにを言ってるのかわからない私に、ひなたは一息ついてから言った。
神「○○は、有岡先生の事が好きなんだよ。」
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作者名:ひ つ じ ぱ ん | 作成日時:2017年6月10日 22時