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に 。 ページ2

有「んで、君は?」




○「1年1組の桜崎○○です。学級委員会の委員長、これから誠心誠意尽くして頑張ります。」



先生は一瞬きょとんとしていたが、すぐにお腹を抱えて笑いだした。



○「な、なにかおかしいですか?」



有「いっやぁ〜、、、だってたかが学級委員会の委員長くらいで誠心誠意って、、、、、おおげさすぎだから!!!」





それだけ言うとまた涙を流しながら爆笑する有岡先生。



○「〜〜〜〜〜〜〜っもう!そんなに笑わないでください!」



あまりにも笑われすぎてすごい恥ずかしくなってきたじゃん!



有「あーあー怒らないで!悪かったって!な?もう笑わないから!とりあえずそのプリントまとめ終わったら明日の朝会の委員長挨拶の原稿考えて提出して!」




なんだ。目的はそれか。
さっさとプリントをまとめて原稿を仕上げる。






有「ん、よくできてる。自己紹介で語彙力ねぇなって思ったけど、やっぱりあれはウケ狙いか。笑」





原稿を私に返しながら意地悪な笑みで言ってくる。




○「一言余計です!とりあえずこの原稿、明日の朝会の時までに覚えてきたらいいんですよね?」





有「そーそ!高校の舞台上のプレッシャーは中学とはわけが違うからな。うん。倒れないように。」




なんてすっごい真顔で言ってくるから冗談だとはいえドキッとする。




○「余計なプレッシャーかけないでくださいよ!これでも結構緊張してるんです!」






有「冗談だよ冗談!まぁリラックスして話せよ!下にいる俺に話せば怖くないだろ?」







ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜









て言った言葉を信じてたのに、舞台下のどこを見ても有岡先生の姿はない。




これ、裏切られたやつだよね、、、

どうしよう、うまくしゃべれるかな、笑われないかな



なんていろんな思いが頭の中をぐるぐるしていると、






私のカーディガンの裾が少し引っ張られた。




有「桜崎! 」



振り返ると、舞台袖のカーテンに巻きついて隠れていた有岡先生がひょこっと顔を出した。



○「有岡先生!下にいるって言ったじゃないですか!」



有「いやぁー、もっと近くにいた方が緊張なくなるかなー?って思ってさ!」






そう言って得意げにピースサイン。
なんか行動が子供みたいでおかしくて少し吹き出す。






有「お!笑った笑った!その調子!次がんばれよ!」





そんなこんなで、気づけば朝会は終わっていた。

さ ん 。→←い ち 。



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作者名:ひ つ じ ぱ ん | 作成日時:2017年6月10日 22時

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