デートの日です ページ5
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週末、待ちに待ったデートの日。
徹くんは部活が終わった後着替えたいらしく、私もそれを了承した。
一緒に家を出ない日は基本現地集合だ。
私は午前から夕方まで一人で徹くんへのプレゼント探しをしていた。
待ち合わせ場所は駅前の広場。
私たちが遊ぶときによく来る場所だ。
あと少しで着くというラインを見て、心がワクワクする。
久しぶりのお外でのデートなのだ。
「あの、少しいいですか？」
「？ はい」
携帯でウェブ漫画を見ていると声をかけられて、画面から目を離す。
背の高い男の人だ。香水が香る。
勧誘か何かだろうか。
私はよくその類に声をかけられる。
「お時間あったらお茶でもしませんか。すごいタイプで……」
あらら。まさかのナンパでしたか。
悪い人ではなさそうだけど、私も私で徹くんがいる身なのだ。
「すみません。これから彼氏とデートなんです」
「あっ、ですよね……いますよね……。ありがとうございました」
「いえいえ」
思った以上にいいナンパだった、多分あの人はすぐに彼女ができるだろう。
「ちょっと」
「徹くん」
男の人が去ったあと、息を荒げた徹くんが現れた。
この感じだと見られていたようだ。
「何ナンパされてんの」
「でもしつこくないいいナンパだったよ」
「今日スカート履いていつも以上に可愛いんだから気をつけないと」
この人はこういうことを簡単に言ってしまう。
照れ照れしている暇もなく、手を握って街中に足を踏み出した。
さっきも一人でウインドウショッピングをしたけれど、隣に徹くんがいるだけでこんなにも楽しい。
さすが私の彼氏、徹くんだ。
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ことり(プロフ) - こむさん» お返事遅れてすみません……！ 完結いたしました、素敵、と言っていただけて嬉しいです、ありがとうございます！ (2018年10月31日 15時) (
レス) id: 5b52149a5f (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - とても素敵ですね。 (2018年10月24日 21時) (レス) id: 11831258d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことり
| 作成日時：2018年9月22日 0時
