今日は甘め ページ4
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「問題です。今週末は何の日でしょうか」
「三年記念日だよね」
「そう。夕方から俺とデートしませんか」
「徹くんとデートしたいです」
「決まり！」
そういえばもう三年か、と我ながら驚いた。
高校二年生の頃から付き合って、お互いもう大学二年と三年。
トキメキより安心感が勝つわけだ。
徹くんが買ってきてくれたプリンをデザートに、二人でぼーっとテレビを見ていた。
お互い喋るけれどそこまでおしゃべりというわけでもなくて、ぽつぽつとしか会話はしない。
「そういえば昨日岩ちゃんから電話がかかってきてさ」
「岩泉先輩。元気だった？」
「相変わらずだったよ。電話口から拳出てきそうだった」
「あはは、あり得そう」
女バレのマネージャーをしていたということもあり、男バレとは基本顔見知りだ。
徹くんと付き合ってからは、特に先輩たちとはよく話すようになった。
みんな私のことを気にかけてくださる、いい人たちばかりだ。
「今度集まろうって。帰省の時」
「おおー。また写真送ってね」
「うん、Aのことも気にかけてたよ。俺が迷惑かけてないかって」
「お母さんみたい」
長く続いている縁ほど濃くなり強くなる。
これから先も、岩泉先輩たちと繋がっていたい。
そのためには徹くんもずっと付き合うのが前提だけれど。
こてんと彼の肩に頭を預けてみると、優しく頭を撫でてくれる。
賑やかなバラエティ番組を流していたテレビを切って、眼前に整った顔が迫った。
ムードを作るのが上手い人だな、と思いながら、その雰囲気に溺れていった。
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ことり(プロフ) - こむさん» お返事遅れてすみません……！ 完結いたしました、素敵、と言っていただけて嬉しいです、ありがとうございます！ (2018年10月31日 15時) (
レス) id: 5b52149a5f (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - とても素敵ですね。 (2018年10月24日 21時) (レス) id: 11831258d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことり
| 作成日時：2018年9月22日 0時
