晩御飯はどうしようか ページ2
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「パスタ、って言ってもなあ」
「なに？ 晩御飯？」
「うん」
大学の帰り道、近くのカフェで友達とのんびりとお茶をする。
アイスロイヤルミルクティーをストローでくるくる回しながら、今日の晩御飯を考えていた。
友達はホットのカフェオレをずずっとすすると、私と同じように「うーん」と悩みだす。
「和風？ 洋風？」
「言われてない。 ナポリタンにしようかな」
「あー、ありあり」
「それだとマッシュルーム買いに行かなきゃな」
アルバイト先でよく作るということもあり、ナポリタンは得意料理なのだ。徹くんも好きだといってくれるし、それにしよう。
レシピはそのまんまアルバイト先のものだ。言葉通りお店の味。
「完全に主婦じゃん」
「徹くんも家事してくれるよ」
「夫婦か」
夫婦、か。
恋人以上ではあるかもしれない。付き合いはじめの時よりもトキメキやドキドキは少なくなったけれど、安心感はとてつもない。
漠然と、彼と一緒の未来を想像してしまう。
「あのイケメン彼氏なんでもできるよね」
「でも朝弱いよ。寝癖すごいし甘えたがりだし」
「惚気っていうんだよそういうの。知ってた？」
「事実なのに」
他愛ない話を少しして、バイトがある友達と別れて近くのスーパーに寄る。
そういえば卵ももうすぐなくなりそうだったなあと一パック購入しようとして、明日だと100円だからそっと直した。
マッシュルームとお茶っぱだけを買って、マンションへ。
パパッとナポリタンを作って、お風呂に入ってソファーに座ってテレビを見る。
猫の大きなぬいぐるみを抱いていると、眠気が襲って来て、いつのまにか夢の中。
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ことり(プロフ) - こむさん» お返事遅れてすみません……！ 完結いたしました、素敵、と言っていただけて嬉しいです、ありがとうございます！ (2018年10月31日 15時) (
レス) id: 5b52149a5f (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - とても素敵ですね。 (2018年10月24日 21時) (レス) id: 11831258d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことり
| 作成日時：2018年9月22日 0時
