逃走12 ページ15
音駒と、全国での再戦を約束してから。
「うお〜キタ〜！」
月日は流れ、ついに宮城県代表決定戦の日がやってきた。
彼らはインターハイでの悔しさを忘れずにここまで練習してきた。
そんなの、他のチームにだって当てはまることで、当たり前のことだけれど。
このチームは、本当に強いと思う。
こくりと息をのんで、仙台市体育館へと足を踏み入れた。
「あ！俺トイレ行ってきてもいいですか！」
観客席へと行こうとしたとき、翔陽がソワソワした様子で言う。
他の試合を見ているトイレに行きたくなるのも嫌なので、僕も行くことにした。
「翔陽、僕も行く」
「！A！…トイレには気をつけろ…あそこは危険人物の溜まり場だ…」
すごいキリッとした顔で言ってくる翔陽。
そんな試合前みたいな顔でそんなこと言われても。
「いや、まあ…。そりゃトイレは共通やし…。色んなチームの人と会うやろ」
「んぐ…！そーだけどさ！」
「あれ？チビちゃん？」
「ぎゃー！」
トイレの前でわたわたとしていると、突然聞こえた声。
翔陽が何とも言えない顔をしているので、きっと知り合いか何かだろう。
そう思い、振り返った。
「あれ？初めて見る顔だね。…新入り？」
「確かに最近までいなかったな」
そこには、イケメンと男前な人がいた。
「…？はい。前の予選の前ぐらいに入部して。はじめまして三村Aといいます」
ぺこりと頭を下げ、再びあげると心底驚いた顔をされた。
「すっごい美少年…。礼儀正しい…」
「お前と違って顔だけじゃねぇな」
「ひどいね岩ちゃん！」
「はあ」
早く行こうという風に、翔陽が僕のジャージの裾をぐいぐいと引っ張る。
いや、まだトイレ行ってへんやん。
そう言おうとしたとき、翔陽がどん、と誰かにぶつかった。
「ひょぇえ！」
「ヒナタショウヨウか」
ぶつかった相手は。
忘れもしない。
「牛島サンじゃないですか」
中学の時の最後の相手。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー食べ物
すし
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ことり(プロフ) - 美咲さん» はい！ありがとうございます！ (2016年6月7日 19時) (
レス) id: 805f2a831a (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - ことりさん» いえいえ(*^▽^*) これからも頑張ってください！Ｏ(≧∇≦)Ｏ (2016年6月7日 18時) (レス) id: 85a429a429 (このIDを非表示/違反報告)
ことり(プロフ) - すみません！これを書いた時は3セットマッチだと勘違いしておりまして…ご指摘ありがとうございます、そして申し訳ありません… (2016年6月6日 22時) (レス) id: 805f2a831a (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - 白鳥沢戦の最終セットが五セット目ならば点数は15点マッチですよ！もし3セット目ならば五セット目までありますよ！ (2016年6月6日 22時) (レス) id: 85a429a429 (このIDを非表示/違反報告)
ことり(プロフ) - ムギさん» 及川さんたちの心情を上手く表現できていたか心配でしたが、よかったです！時々更新できてなくてすみません。今からします！ (2015年1月26日 21時) (レス) id: 16a917a74e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことり
| 作成日時：2015年1月9日 23時
