高校生活 ページ19
話は少し遡って、高校の入学式。
ドラマを見てくれていた人がたくさんいたみたいで、学校で私は有名人扱いをされた。
違うクラスの人が私の教室に来て、廊下は私の顔を見にこようとする人たちが溢れかえっていた。
多くの人がドラマを見てくれてたんだな、と改めて実感した。
有名人だったのも１ヶ月で、みんな学校生活にも慣れて、私のことなんて忘れられていた。
私はいまだにクラスに馴染むことが出来ず、孤立していた。
ある日、クラスにいた一軍女子から
「私、Snow Manが好きなんだけど、桜庭は好きじゃない。」
「ていうかあんた嫌い。特に可愛いわけでもないのに、ジャニーズなんて。
しかもあんたのせいでSnow Manの活動の幅が狭まってるのに気づかない？」
「入学式の時はチヤホヤされてて言えなかったんだけど、みんなあんたのことなんか興味ない今だから言う。
ジャニーズ辞めてくれない？
それが無理ならせめてSnow Manから外れてよ。邪魔。」
女の私がジャニーズに入ることで、否定的な意見があるのも知ってた。
でもこうして、面と向かって言われるのが初めてだったから、ショックだった。
この時から、私に対してのいじめが始まった。
最初は教科書をや上履きを隠されるくらいだった。
次第にいじめはエスカレートしていき、蹴られたり、殴られたり、
存在を否定される言葉の暴力を毎日ふるわれるようになった。
この時期はグループの仕事としては大きな仕事は特に無かった。
先輩のバックにつくことはあっても、自分達がメインになって、
前に出て踊らせてもらえる機会が全く無かった。
それでもひとつひとつの仕事を大事にして、完璧にこなした。
阿部「高校どんな感じ？楽しい？」
『めっちゃ楽しいよ！友達もいっぱいできた！』
いじめを受けてることは言えなかった。
阿部「そっか！よかったね。
第一志望の学校受かったって聞いた時は俺もめっちゃ嬉しかった。」
『ここまで勉強頑張れたのはあべちゃんのおかげ。ほんっとにありがとう。」
芸能コースがある高校と迷ったけど、選ばなくてよかったなと思った。
だって勉強の楽しさを知ったんだもん。
でも、もし、そっちを選んでたなら、こんないじめも受けずに済んだのかなと思うと
道を間違えたのかもしれない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 224人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
めんたらこ(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます！美紀さんも体調にはお気を付けくださいね。 (2022年9月30日 8時) (
レス) id: ef042514ae (このIDを非表示/違反報告)
めんたらこ(プロフ) - スチームさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです！これからも見てもらえるとありがたいです。宜しくお願いします！ (2022年9月30日 8時) (レス) id: ef042514ae (このIDを非表示/違反報告)
スチーム(プロフ) - 最高に面白いです！更新頑張ってください！ (2022年9月30日 2時) (レス) @page26 id: a80fea2a86 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - SnowMan大好きです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいねあと気温差すごいので体調などにも気をつけましょう (2022年9月28日 14時) (レス) @page1 id: 3abf21e40c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：めんたらこ | 作成日時：2022年9月28日 3時
