1番星

15歳 ページ17

「「「15歳の誕生日おめでとう！！！！ 」」」



佐久間「はい！これ、6人からのプレゼント！」


『ありがとう！開けてみてもいい？？』


中を開けてみると、ダンス用のスニーカーとシンプルで大人っぽいペンケースだった。


岩本「それとこれ。」


そういって渡されたのは、6人からの手書きメッセージだった。


宮舘「これ書いてる時に、Aが戻ってきたから、バレると思って焦ったよー。」


『そういうことか！なんかコソコソしてるから怪しいなと思ってた。

めちゃくちゃ嬉しい！ありがとう！！！』


深澤「翔太がAのこと超心配しててずっとソワソワしてたんだから、わら」


渡辺「してねーよ！笑」


阿部「強がらなくていいってば！素直になりなよ。」


渡辺「電話した時元気なさそうだったから、心配した。

ほんとはすぐに会いに行って直接話がしたかった。

改めて、誕生日おめでとう！」


『ありがとう、翔ちゃん。翔ちゃんのおかげで気持ちに切り替えができて、翔ちゃんの言葉、すごく頼りになった。

ほんと、ありがとね、だーいすき！』


岩本「見て、翔太の顔。めっちゃ赤くなってる！」


深澤「まじじゃん！かわいーなぁ、翔太！」


渡辺「やめろっ！！うるせー！ばーかっ！」


素敵な人たちに囲まれて15歳を迎えました。



年が明けて、ドラマが放送された。


エンドロールに”桜庭 A(ジャニーズJr.)”という文字が流れた。



ドラマは大反響で、ジャニーズJr.に女の子がいるということが多くの人に知れ渡った。


「可愛いのに演技もうまい！」

「初めて挑戦した演技がこのドラマなんだってー。」

「この子を見つけ出したジャニーズ事務所凄い。」


予想以上の反響に自分でもびっくりした。



ドラマの影響で、朝の情報番組や、バラエティ番組に出演する機会が多くなった。



まずは私のことを知ってもらって、"Snow Man"のファンの入り口になれたらいい。


そんなことを考えて、進んでいろんな仕事を引き受けた。


ドラマの撮影も順調に進み、残すは約6分間の長台詞だ。


だけど、迷いはなかった。自分の中で、彩花を演じることに抵抗はなくなって、


自分なりに彩花という人物を作り上げることができた。


見事そのシーンは1発でOKをもらえた。


長いようであっという間のドラマ経験。


多くの人に支えられてクランクアップすることができた。

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