【44】ノーカン ページ44
(貴)｢...ねえマルコさん｣
(マル)｢どうした？｣
__しばらく島を回った二人。
ご飯を食べ、またショッピングをした。
マルコがどうしてもAの為の買い物をしたいと言って聞かなかったのだ。
(貴)｢...その。
えーと...朝の事さ...怒ってる...？まだ、その｣
(マル)｢...朝起きたらいなかった云々か？｣
(貴)｢そ...いや別に怒ってる？っていうか
...お、怒ってたから｣(?)
(マル)｢...ﾌｯ。ホント、可愛いなぁお前さんは。｣
マルコは思わず笑みを漏らした。
(マル)｢まｧ、半々だな。｣
(貴)｢は、半々｣
(マル)｢お前さん相手に本気で怒ったりはしねぃよい。
何しても可愛いから許しちまうな。｣
もうツッコむ気力はねぇ
(マル)｢...ただ 半々 だからなあ。
初めてちゃんとキスまでしたのに 話もせず、
他の野郎の所にいたのは...妬けた。
Aはおれのなのにって思ったよい。
...というか、
そこまでして...
まだちゃんとおれの事を見てくれないのが
少し悲しいんだ｣
(貴)｢...？...ん？
そ...そこまでって言いますけど...
キスぐらいで...とかなんとか言ってたじゃないですか...
マルコさんにとっては たかが でしょう...？
それを悲しいだなんて...、｣
(マル)｢...それ本気か？｣
(貴)｢うわあ睨むのやめて｣
付き合ってもいないのに たかが一回のキス だなんて。
貴方にとってはノーカンも同じでしょう？
Aは言った。
マルコはため息をついた。
いやうん多分これ何か間違えたな、
すっげえ睨んでくるよこの人
(貴)｢付き合ってるつもりだったとか、そういう事？｣
__何だかチクチクしているような気がする。
言葉も気持ちも。態度も。
(マル)｢...違うが、
...これだけ言っていれば
お前さんにも自覚ってものが芽生えていると思ってたよい
おれのモノだって自覚が。｣
__確かに。
こんな世界で少女漫画のような告白イベントが
あるとは思えない。
まして大人なマルコさんが、
面と面向かって付き合ってくださいだなんて。
言うはずがない。
だから自然に、
一緒になるのが普通なのかもしれない。
でも、私は、
付き合ってとも言われていない、彼氏でもない、
そんな人からあーだこーだ言われる筋合いはないと
思っている。
__恋人ではないのだ。マルコさんは。
そう思った。
そう私はこれが言いたかったのだ。
すると___口が勝手に動いた。
マルコが少し、目を見開いた。
(貴)｢...いや別に告白もされてないし。｣
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かぜなつ(プロフ) - レナさん» ありがとうございます！！(涙)最近全然投稿できていないので頑張りたいです…笑 (1月16日 23時) (
レス) id: a3359051b3 (このIDを非表示/違反報告)
レナ - 一気読みさせていただきました、とても面白いです！更新頑張って下さい！ (12月19日 1時) (レス) id: d1ab8e2fb7 (このIDを非表示/違反報告)
かぜなつ(プロフ) - アポロさん» ありがとうございます！！(涙)頑張ります！！！！(涙)(涙) (6月20日 12時) (レス) id: a3359051b3 (このIDを非表示/違反報告)
アポロ(プロフ) - 最高です！更新ずっと待ってます💕 (6月17日 11時) (レス) @page47 id: 1020372e9e (このIDを非表示/違反報告)
かぜなつ(プロフ) - 麗葉さん» ｷﾞｬｰ!!ありがとうございます！！頑張ります！！ (5月15日 0時) (レス) @page42 id: a3359051b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぜなつ | 作成日時：2022年3月6日 20時
