【23】お風呂上がり ページ23
(貴)「はぁ〜きもち〜」
ざぶんっと湯船からお湯が溢れる。
Aはゆっくりと目を閉じた。
__マルコと別れ、風呂へやってきたA。
まだ先客はおらず、伸び伸びと湯に浸かる。
『これから仲良くしましょうね
これはわたし達からの贈り物よ
ナース一同♡』
これは更衣室に置いてあったメモの内容だ。
そしてそのすぐ横には、
お洒落なボトルに入ったシャンプーや
コンディショナーがあった。
わざわざ用意してくれたらしい。
流石です。と言いたい。
部屋を一緒にする腎張りとは大違いだ。(失礼)
(貴)「お礼言わなきゃ...」
ナースさん達はこんな良さそうな物使ってるから
あんないい匂いがするのかな...。
さっき会った時凄くいい匂いがしたからびっくりした。
...それとも元から？か、勝ち目ねぇなあ
美人で優しくていい匂い...
完璧すぎる...
_そこで やっぱり... という考えが
頭の中をぐるぐる回る。
やっぱり...どうしてマルコさんは私なんかを...。
あんな美人に囲まれて生きてきたのに...
やっぱりからかわれているんじゃ...。
それとも美人じゃねぇ私が珍しいんか？
ぶっ飛ばすぞ
(貴)「.............上がろ。」
___風呂から上がったAは
代わりの部屋着に着替える。
お風呂上がりに仮面は暑いので、
パタパタとうちわ代わりにする。
外に出ると、
夕暮れ時の風が吹いていてそれがとても気持ちいい。
遠くの方でサッチの大きな声が聞こえる、
夜ご飯を作っているのだろうか。
Aはそんな声を聞きながら、
マルコの部屋へと向かう。
まだ部屋が一緒になった事は納得していないが、
荷物も全部そちらへ移動しているので行かざるおえない。
(貴)「...ふぅ。」
___コンコンｯ。
Aはマルコの部屋の扉を軽く叩いた。
「おいで。」
中からマルコの優しい声がした。
Aはゆっくりと扉を開ける。
ベットに腰かけているマルコと目が合った。
(マル)「おかえり。風呂はどうだったよい？」
(貴)「...とてもよかったです。」
(マル)「そりゃよかった」
マルコは手招きをした。
Aは「...」と動かなかった。
(マル)「ほら、おいで。」
(貴)「...」
扉を閉め、
マルコに近づいた。
(貴)「あの...部屋の事なんですけど、
やっぱり__ぎゃっ！」
景色一転。
よろけた。
そして目を開けるとマルコの腕の中だった。
よろけたのは彼に抱き寄せられたからだった。
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かぜなつ(プロフ) - レナさん» ありがとうございます！！(涙)最近全然投稿できていないので頑張りたいです…笑 (1月16日 23時) (
レス) id: a3359051b3 (このIDを非表示/違反報告)
レナ - 一気読みさせていただきました、とても面白いです！更新頑張って下さい！ (12月19日 1時) (レス) id: d1ab8e2fb7 (このIDを非表示/違反報告)
かぜなつ(プロフ) - アポロさん» ありがとうございます！！(涙)頑張ります！！！！(涙)(涙) (6月20日 12時) (レス) id: a3359051b3 (このIDを非表示/違反報告)
アポロ(プロフ) - 最高です！更新ずっと待ってます💕 (6月17日 11時) (レス) @page47 id: 1020372e9e (このIDを非表示/違反報告)
かぜなつ(プロフ) - 麗葉さん» ｷﾞｬｰ!!ありがとうございます！！頑張ります！！ (5月15日 0時) (レス) @page42 id: a3359051b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぜなつ | 作成日時：2022年3月6日 20時
