【20】朝飯 ページ20
(マル)｢ほらよい、A
サッチの野郎が特別にって、
Aの分だけ訳分からんぐらい豪華だよい｣
(貴)｢引くレベルで豪華。
後でお礼言いに行きますね。｣
(マル)｢おれが言っといた。
行かなくていい。｣
(訳) ｢おれ以外と話すな｣
＿昨日の夜と同じ船尾に
向かい合って座っている二人の間には
サンドイッチが置かれていた。
Aのお皿にだけ、
果物だったりフレークだったり...と
わんさか盛られていた。
...それにしても風が気持ちいい
海も凄く透き通ってて...綺麗
夜も朝も捨てがたい
(貴)｢...｣
(マル)｢ん。｣
ズイｯと差し出されたサンドイッチ。私のサンドイッチ。
マルコはもう自分の分を口に放り込んでいた。
(貴)｢...自分で食べます。｣
(マル)｢いいから、
仮面取って口開けろぃ。｣
所謂あーん。
Aはムスｯとした。顔はじわじわと赤くなる。
いやいや勘弁してくれ恥ずかしいよマルコさん
＿するとマルコはAの顔から仮面を剥ぎ取り、
｢あ！！｣
取られないように自分の横に置いた。
(マル)｢A｣
(貴)｢.......................................
.................ぁ。｣
(マル)｢ん、いい子。｣
パクｯ。
Aはサンドイッチを頬張った。
バクｯ。
マルコも頬張った。
Aが食べたサンドイッチを。
＿＿＿！？
(貴)｢なんで！？｣
(マル)｢ん？駄目だったか？｣
(貴)｢い、いや...だって...｣
(マル)｢もしかして意識しちまったか？間接キス。｣
(貴)｢！！！！｣
(マル)｢ハハｯ
顔真っ赤だぞ、A｣
(貴)｢べ、別に意識なんて！！｣
(マル)｢可愛いヤツめ、｣
するとマルコは少し体を浮かせ、Aに近づいた。
＿ペロｯ。
Aの口元を舐めた。
どうやら食べカスがついていたようだ。
(貴)｢＿＿ｯ!!!!!!!!!!!!｣
(マル)｢ごちそーさん。
好きだよい、A｣
わなわな...と震えるA、
それを見て満足したマルコ。
だが次第に｢可愛い｣が込み上げてきて
Aを抱きしめようとする。
(貴)｢ｷﾞｬｱｯー!!!!
もう!!!!やめてくださいｯ!!!!マルコさん!!!!｣
(マル)｢嫌がるなよい、傷つくだろ？｣
(貴)｢そんなニヤニヤした顔で言われても！！！｣
(マル)｢あー...もう本当に...好きだよい。A。
...お前さん本当ににちいせぇなぁ
潰しちまいそうだよい。｣
(貴)｢そうですね潰れます離せっ!!!!｣
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かぜなつ(プロフ) - レナさん» ありがとうございます！！(涙)最近全然投稿できていないので頑張りたいです…笑 (1月16日 23時) (
レス) id: a3359051b3 (このIDを非表示/違反報告)
レナ - 一気読みさせていただきました、とても面白いです！更新頑張って下さい！ (12月19日 1時) (レス) id: d1ab8e2fb7 (このIDを非表示/違反報告)
かぜなつ(プロフ) - アポロさん» ありがとうございます！！(涙)頑張ります！！！！(涙)(涙) (6月20日 12時) (レス) id: a3359051b3 (このIDを非表示/違反報告)
アポロ(プロフ) - 最高です！更新ずっと待ってます💕 (6月17日 11時) (レス) @page47 id: 1020372e9e (このIDを非表示/違反報告)
かぜなつ(プロフ) - 麗葉さん» ｷﾞｬｰ!!ありがとうございます！！頑張ります！！ (5月15日 0時) (レス) @page42 id: a3359051b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぜなつ | 作成日時：2022年3月6日 20時
