blood 2 ページ4
伊東「だから、この役目は君にしかまかせられない。それに愛する娘にやらせるなら僕も、心が痛まないし」
そんなキラキラした顔で言われても。
これ以上は長くなりそうだしやだなぁ。
貴方「わかりました、じゃあ夜の見回り行ってきまーす」
伊東「ええ、ちょっとまだ話は！」
その場から逃げるようにして学園長室を後にした。
貴方「えーと、こっちはまだ見てないよね」
見回りをする理由は、特別科の生徒の校内での吸血行為を防ぐため。
後は、普通科の女子生徒が特別科の校舎に侵入するのを止めるため。
この広い校舎を全て見回りするなんて、一人じゃとても大変。
貴方「今日はいないかな、よし帰ろう」
寮制である学園では、夜の外出は禁止。
それを守らない生徒も何人か。
貴方「あ、いたよ」
校舎裏に女子生徒一人に特別科の生徒が一人。
普通科の制服は黒、特別科は白と分かれているため見つけやすい。
貴方「っ、もう」
走ってその場所に行くと、まさにその吸血行為をしている時だった。
「うえ、まずい」
どさっと貧血で倒れた女の子を気にも止めず、こっちに歩いてくる。
貴方「校内での吸血行為は一切禁止されています」
黒崎光。
luz「ちょっとぐらいええやん？それに、」
ぐっと手首を強く握られて、身動きが取れなくなる。
振りほどけない、何この馬鹿力。
luz「怪我したん？ここ」
手のひらから血が流れていた。
うそ、いつの間に。
luz「甘い匂いがする、」
ぺろっと舐められた。
貴方「離してってば！」
太ももの拳銃に手を伸ばそうとしたとき、チャイムがかかった。
就寝時間のチャイムだ。
luz「あーあ、時間切れか」
すんなり腕を離してくれたと思ったら、今度は整った顔が近づいてくる。
ちゅ
小さなリップ音をたてて、頬にキスを落とされた。
貴方「なっ、なにするんですか！」
luz「ふふ、またねA」
手を振りながら男子寮に帰っていく後ろ姿を睨み付ける。
黒崎光は特別科きっての問題児。
授業には出ない、夜間の夜歩きも、吸血行為だって平気でする。
その上女遊びがとにかく激しい。
普通科の生徒はそんな彼に夢中なわけだが、私からしたら手がかかって仕方ない。
貴方「どうしよう、」
倒れている女の子を寮までどう運ぼうか。
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雨宮 - とてもおもしろかったです‼とても続きが気になりました。更新楽しみに待っています‼まだあまり出てきていないメンバーの吸血シーンとデートシーン見たいです！！ (2023年3月13日 3時) (
レス) @page27 id: 5ddbb494ea (このIDを非表示/違反報告)
Haoto(プロフ) - これで終わりですか…？めっちゃ気になるーーーーー！！！！ｗ (2021年8月13日 3時) (レス) id: e9d14425e3 (このIDを非表示/違反報告)
パピコ - 歌い手さんかっこよかったです！お話も面白くてよかったです！ (2020年12月6日 8時) (レス) id: f5ab299a43 (このIDを非表示/違反報告)
彗星(プロフ) - ヴァンパイア騎士も歌い手も大好きなのでこの話すっごく面白いです！続き楽しみにしてます！ (2020年3月19日 9時) (レス) id: b9a9b00cb2 (このIDを非表示/違反報告)
めう - ヴァンパイア騎士丸パクリみたいで読む気失せました。 (2020年1月4日 4時) (レス) id: 5584426aeb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るな | 作成日時：2018年1月3日 16時
