雨の日の約束 (ページ6)

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弟です。ページ6

駅について傘を受け取ろうとするとすっと傘をさしてシュアがこっちを向く。

JS「入らないの？」

ほんとに・・・ほんとに行動がジェントルマンなんだよなあああああ照

『は、入らないのって、それ私の傘だからね？』

JS「じゃあ先に帰る。」

悪ジスは健在。

『なんでよ！』

吹き出すシュア。笑顔がかわいい！

JS「嘘だよ。送ってくって。」

『ありがとう。でもすぐそこだよ？』

JS「でも、傘ないと僕も帰れないし。」

『あ、そっか。』

JS「そうだよ(笑)」

歩いてるとき、さんざん入学式前の件についていっじって来るシュア。

傘を私側に寄せてくれているせいか、シュアの左肩は少し濡れてた。

ージョシュアsideー

『家、そこなの。』

JS「ほんとに近いね。」

駅から歩いて五分もたってなかった。もう少し長くてもよかったのにな。

『いったじゃん。ただいまー。』

DG「おかえりヌナーーー・・・って誰その男！？！？」

Aが玄関を開けた瞬間元気よく飛び出してくるのと同時に、ものすごく警戒した目で僕をにらみつける男の子。弟？

『シュアだよ。同じ専門学校の子で、家まで送ってくれたの。』

やっぱり弟だ。

JS「よろしくね。えっと・・・。」

DG「ドギョムです。」

JS「ドギョムね、よろしく。」

警戒が解けたのか、今度は不思議そうな顔をして見つめてくる。

JS「えっと、何か顔についてる？」

DG「いや、かっこいいなぁって思って。・・・あ！すみません急にこんなこと言われても困りますよねぇやだぁ僕ったら(笑)」

デジャヴかって思うくらい見覚えのある反応。やっぱり姉弟だなぁ(笑)

JS「ありがとうドギョム。じゃ、僕はそろそろ行くよ。」

『ありがとねシュア。よかったら傘持ってって？』

DG「上がってってもらえば？」

JS＆A「『え？』」

DG「僕もっとシュアさんとおしゃべりしたいよ・・・。」

『でも、急には迷惑だよ。今日は傘貸してあげるから。また学校でも会える JS「そうだ。」

『？』

JS「雨の日は一緒に登下校しない？」

『え？毎朝一緒かと思ってた。・・あ。』

思わぬAの発言に驚く。また出ちゃったんだな。ほんと面白い。

JS「Aって結構狙った獲物は逃がさないタイプ？」

少し距離を近づけて言ってみる。

リンゴみたいに顔から耳まで真っ赤。隣にいるドギョムまで(笑)

『ち、違うから！！もう行くね！！ありがとう！！！』

とりあえず、明日は迎えに行こう(^^)