イケメン×? ページ3
何とか無事に入学式を終え、友達になったキムハと駅に戻る。
歩きながらさっきの雨はもう止んだことに気づく。チッ、君のせいで散々な目にあったわ。どうしてくれるの、雨さん。
HN「何言ってるの?(笑)」
『え?』
ーハナsideー
HN「?」
あれ?私の聞き間違い?
でも、確かに今、雨?に怒ってたよね?
もしかして、自分の言ったこと気づいてなの?
どうしよう、教えてあげた方がいいかな…
ほんとに何言ってるの?って顔してる(笑)
あ…でも、きっと恥ずかしいよね!コレは言わないでおこう。
『そういえば、校長先生の話、長かったね。』
良かった〜、自分から話変えてくれた(笑)
なんだか面白い子と友達になっちゃった。
HN「ね、ほんとに長かった。A途中で寝ちゃってたじゃん(笑)」
『キムハだってちょっとウトウトしてたの、私見てたんだからね〜(笑)』
HN「だって…」
?「いた!!!」
急に男の人の声が聞こえた。
後ろを振り向く。全身びしょ濡れで、走ってきたのか息切れをしてる男の人が居る。新入生?
HN「Aの知り合い?」
隣のAが死体の第1発見者みたいな顔で驚いてる。
ちょっと吹き出しそうだったけど我慢した。
聞き覚えのある声に反応して後ろを見る。
あっ。
HN「Aの知り合い?」
いや、知り合い?では?ない?ような?ある?ような?ダメ、脳が働かない。ごめんキムハ。
この完全好みのビジュアル。絶対さっきのイケメンくんだ。顔良って言っちゃったあのイケメンくん。
JS「やっと見つけた。さっきのお礼、言いそびれてたから。僕、ホン・ジスって言います。傘、ありがとう。」
『あー、ですよねー!!あの後大丈夫でした?』
JS「うん、何とか(笑)会場着いた途端いなくなっちゃったから驚いたけど、その傘、覚えてたから。」
『傘?』
あ、この水玉の傘か。結構目立つもんな…。
JS「うん。もう大人なのに、まだこんな子供っぽい傘使ってる人いるんだって(笑)あ。」
WOW。イケメン×ちょい毒タイプね。好き。
でも…
『すみませんねぇ子供っぽい傘で^^』
普通に腹はたちます!!!
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作者名:かぶきあげ。 | 作成日時:2021年3月19日 23時