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目を開けたくないと思っても
日付は止まることなく
俺は目を開けた。
最後に見た景色と何も変わらず
布団を抱きしめ大きなベッドに寝っ転がっていた
…そうだ、仕事…
どんなにプライベートが上手くいかなくても
俺はプロのアイドル。
鉛のような重い体を起こし
仕事の準備を始める。
準備を終えた頃にマネージャーから電話が来た
エントランスに向かい、マネージャーを待つ
車に乗り込めば
いきなりのど飴を渡され
「風邪ですか?喉気をつけてくださいね」
…
ありがとうと言ったつもりでも声にならず
おとなしく飴をなめる
…今日は天気悪いな
窓を眺めていれば時間はあっという間で
車を降り楽屋へと歩く。
楽屋の前についても
それ以上を踏み出すことが出来ず
ドアノブを握ることすら出来なかった
"ガチャ…"
目の前の扉がいきなり開いた
藤「わっ!!…あ、北山…」
一番愛しいのに一番会いたくない人
小さい体を利用してドアの隙間から楽屋に入り込んだ
言葉を交わさない俺らに驚いたのか
メンバーの目線が突き刺さる
…見んなよ…
誰かに話す気もしないし
誰にも話し掛けられたくない
だから寝るんだ
現実から逃れるために…
夢の中での君は
好きだよって囁いてくれるから
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悠月 光(元・悠海 潤)(プロフ) - いつまでたっても作者様からの返答がないので、違反報告させていただきます。皆様も違反報告にご協力願います (2015年4月26日 10時) (携帯から) (レス) id: 3e51777fc0 (このIDを非表示/違反報告)
悠月 光(元・悠海 潤)(プロフ) - 初めまして。この作品はBのL要素があるように思えるのでR18フラグを立ててください。作者様が18歳以上であればフラグのみで問題はありませんが、18歳未満であれば違反になりますので、誠に申し訳ありませんが削除してください (2015年4月1日 12時) (携帯から) (レス) id: 3e51777fc0 (このIDを非表示/違反報告)
ひろきた(プロフ) - 名無しさん» ご指摘ありがとうございます。変更させて頂きました。 (2015年3月29日 9時) (レス) id: ca804b9a6e (このIDを非表示/違反報告)
名無し - オリフラはずし忘れてますよー (2015年3月29日 9時) (携帯から) (レス) id: 1fd69bcf8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひろきた | 作成日時:2015年3月28日 16時