#5 Surprisingly maiden. ページ7
Masaki side
Aが三時間前くらいから部屋から出てこない。
元々スマホをよくいじるから、一時間くらいなら珍しくないことだけど、
流石に三時間は心配になってきた。
ただ年頃の女の子の部屋に入るなんてちょっと気が引ける。
けど、俺らが休みの日は喜んで出掛けたり一緒にいたりすることが多いからやはり心配。
結局Aの部屋に入ることにした。
コンコン、とノックをして、
Ma「Aー？」
と言ったけど返答がない。
余計に心配になって思わず扉を開けると、Aがスマホを持って蹲っていた。
Ma「A？！」
『うぅ…まーくん、、』
画面に表示されているのは
洋平と女優さんのキスシーンの直前と思われるネットニュースの画像。
Ma「なるほどね…」
『んぅう…洋平、キスしちゃうかも…』
子供か笑
でも本気で悲しんでるもんなぁ｡なんやかんやで洋平のこと好きだもんなぁ。
Hi「Aなんかあった！？」
小さな泣き声を聞き逃さなかったヒロが駆けつけて来た。
泣いているAを見て唖然としている。
Hi「まーくん、お前、泣かした？！」
Ma「ば、馬鹿っ、ちげぇよ！これ、この洋平のドラマのやつ。」
Hi「あぁ、なるほど…」
そして話の主要人物が来ない。
まあそっちの方が都合がいいのか悪いのか。
『洋平…ぐずっ、どこ…？』
Hi「さっきギター弾いてたよ。」
Ma「行ってきなよ。」
『ぐじゅっ、行ってくる…』
A side
涙を拭いながら洋平の元へ行く。
演技だとは分かっていてもショックはショック。
予告編をYou〇ubeで見ていくうちにぼたぼたと涙が垂れてきて。
私こんなに洋平のこと好きだったっけ。
洋平の部屋の前まで来ると、一呼吸置いてドアを開けた。
『ようへ…』
Yo「Aなんで泣いてるの？！」
抱えていたギターを直ぐに置いてこっちに駆け寄ってきてくれる。
いつもなら嫌がるけど、今日は自分から抱きつく。
『洋平、私の事好き？』
Yo「…なんでそんなこと急に…」
『ねぇ、好き…？』
Yo「もちろん大好きだけど…」
ゆっくりと抱き締め返してくれる手に安心する。
Yo「ていうかなんで泣いてるの？」
『洋平のせい、、』
Yo「へ？」
すると、後ろのドアの隙間からずーっと手が伸びてきて、スマホを洋平に見せる。
手的に多分ひろだと思う。
Yo「あー…そっか…」
ｰnext page☞ｰ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 33人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紗那_sana(プロフ) - ゴマ団子さん» 緊張するでしょうね…寝れなそう…笑 こちらの作品も楽しんでもらえて何よりです! (2021年2月9日 23時) (
レス) id: 00903003ac (このIDを非表示/違反報告)
ゴマ団子 - こちらにもお邪魔させてもらいます ( ´艸｀)メンバーと暮らすのって、緊張するでしょうねε=ε=(ﾉ≧∇≦)ﾉ��(OωO; )お話楽しいです(≧∇≦)bこれからも宜しくお願い致します(^_^)ゞ (2021年2月6日 14時) (レス) id: 39e224bf48 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紗那_sana | 作成日時：2021年1月15日 20時
