今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:30,909 hit
小｜中｜大
拠点地変更 ページ8
「…はあ、俺が営業部に？」
「先日何人か退職をされて、困ってまして。鶴丸殿は……失礼、五条さんは力量に定評があるとお伺いしたので、ぜひ異動をお願いしたい。長船さんにも声をかけています」
この会社は部署ごとにオフィスが分かれる大きな企業で、営業部は俺が務めるこの企画部とは少し離れた、東京で最も栄えるオフィス街にあるところだった。
「まぁ、きみがそう言うなら逆らえないだろう」
「ありがとうございます。……鶴丸殿、異動先でお会い出来るといいですな」
一期は、小声でそう耳打ちをした。
移動の令を出した粟田口一期は、同じく前世の記憶があるためこうした砕けた会話を許されている。今も昔もロイヤルな彼は何度生まれ変わっても勝ち組なのか、本来は頭の上の存在である社長だ。オフィスに残る女子たちがこっちすごく見てるぞ。
二つ返事で承諾した俺は、すぐにデスクをまとめこのビルを去った。光坊もいるし、特に不安はない。
進学した時も、就職した時も。そしてこれからあるであろう新しい出会いに、俺はいつも胸をふくらませる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 63人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
萌菜(プロフ) - 凪花さん» ありがとうございます(^-^)遅れてしまい本当にすみません＞_＜ (2018年2月24日 18時) (
レス) id: dc0cd12c91 (このIDを非表示/違反報告)
凪花(プロフ) - 続きが気になります！頑張って下さい！応援してます！ (2018年2月2日 16時) (レス) id: 254f4e5b63 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：萌菜 | 作成日時：2017年12月8日 11時
